倶知安町議会 > 2016-09-14 >
09月14日-04号

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  1. 倶知安町議会 2016-09-14
    09月14日-04号


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    平成28年 第3回 定例会( 9月)          平成28年第3回倶知安町議会定例会              会議録(第4号)                    平成28年9月14日(水曜日)-----------------------------------●出席議員  1番  小川不朽君    2番  笠原啓仁君  3番  坂井美穂君    4番  門田 淳君  5番  古谷眞司君    6番  木村聖子君  7番  原田芳男君    8番  作井繁樹君  9番  鈴木保昭君   10番  山田 勉君 11番  田中義人君   12番  榊 政信君 13番  阿部和則君   14番  盛多勝美君 15番  森下義照君   16番  三島喜吉君●欠席議員 なし●地方自治法第121条第1項の規定により出席を求めた者 倶知安町長               西江栄二君 倶知安町教育委員会教育長        田中洋子君 倶知安町農業委員会会長         大橋章夫君 倶知安町選挙管理委員会委員長      旭 晴美君 倶知安町代表監査委員          佐藤嘉己君●説明員  副町長       窪田 栄君   会計管理者     大内 基君  総合政策課長    文字一志君   企画振興室長    柳沢利宏君  総務課長      福家直人君   総務課参事     赤木裕二君  総務課主幹     多田敏之君   税務課長      初山真一郎君  納税対策室長    宮谷内真哉君  住民環境課長    菅原康二君  環境対策室長    沼田昭宏君   福祉医療課長    川南冬樹君  福祉医療課長            田原良英君   幼保再編準備室長  黒田 智君  (医療担当)  少子高齢化対策室長 坂本孝範君   保健医療室長    合田恵子君  福祉医療課主幹   奥村由紀恵君  みなみ保育所長   佐々木勇二君  倶知安保育所長   山岸優子君   農林課長      福家朋裕君  観光課長      浅上 勲君   まちづくり新幹線課長                              熊谷義宏君  まちづくり新幹線課参事       まちづくり新幹線課主幹            佐竹利治君             小西慎一君  建設課長      菅原雅仁君   建設課主幹     田村昌一君  豪雪対策室長    上木直道君   水道課長      中村公一君  水道課主幹     辻村康広君   学校教育課長    中村孝弘君  社会教育課長    福坂正幸君   学校教育課主幹   久佐賀輝子君  学校教育課主幹   小西慎一君   学校給食センター所長                              木村直樹君  総合体育館長    藤井政利君   風土館長      岡崎 毅君  農業委員会事務局長 大島隆史君   選挙管理委員会書記長                              福家直人君  監査委員室長    石川美子君●職務のため出席した議会事務局職員  事務局長      大島 曜君   議事係長      亀岡直哉君  庶務係長      石川美子君●議事日程 日程第1 一般質問                         開議 午前9時30分 △開議宣告 ○議長(鈴木保昭君) これから、本日の会議を開きます。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(鈴木保昭君) 諸般の報告を事務局長からいたさせます。 ◎事務局長(大島曜君) 諸報告を申し上げます。 まず第一に、田中議員より、一般質問27番に係る資料の提出がありましたので、お手元に配付いたしておきました。 本日の会議録署名議員は、笠原啓仁、坂井美穂、山田勉及び森下義照の各議員であります。 以上でございます。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(鈴木保昭君) 日程第1 一般質問を議題として、前回の議事を継続いたします。 山田勉君の発言を許します。 山田勉君。 ◆10番(山田勉君) おはようございます。 一般質問に入る前に、このたびの台風でお亡くなりになられた方々に御冥福をお祈りいたしますとともに、被災に遭われた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。特に、農業関係は大変甚大な被害で、自分も同じ同業者として深い悲しみに入っているところでございますが、何とか回復に向けて頑張っていただきたいと思います。 それでは、一般質問に入らさせていただきます。 通告に基づきまして、2問の一般質問をさせていただきます。 まず1問目、小川議員やら原田議員とちょっとかぶるところもありますが、新幹線のトンネル工事に伴う残土運搬に対する対応ということで、地元の議員としてちょっと掘り下げた考え方で質問をさせていただきたいなと思います。 新幹線二ツ森トンネル(鹿子)の説明会が、8月24日文化福祉センターにおいて、工事関係事業所主体で開かれました。 この中で、残土の運搬経路や一日の運搬台数など、ひらふ側の羊蹄トンネルと合わせて約150万立法、トラックの台数で言いますと25万台という計算になりますが、残土が町営花園牧場へ6年間にわたって搬入されることについて説明がありました。住民に周知が十分されなかったことから、20名程度の参加であった、私も参加しました。また、運搬経路の周辺住民への説明も不十分な状態であったように記憶しております。 地先である北部地区営農地帯の道路状況は、近年、大型化している農業機械にとって狭いものとなっており、昨年12月にも「これからトンネル工事が始まりますけれども、道路の状況は余りよくないですよ」ということで、町長にも一般質問させていただきましたが、今後、1日100台もの大型トラックが往復すると。春・秋の農作業繁忙期には営農に支障を来すということで、農作業具体的に言いますと、春は植えつけの機械が、3メーター50ぐらいな機械が道路を往来します。自分の地先から圃場間の移動、それから秋になるとハーベスター中心になりますが、おおよそ幅が4メーター近いです。そういうものが往来します。 それから、収穫期で、特にバレイショ・ビート・てん菜の運搬などは、大型トラックトレーラー等が1農家で言えば、大体20台ぐらいなトラックが運搬される。農家の軒数が、僕らの地域では四、五十戸以上あります。そういう中でのトラックの往来ということになります。説明会においては、回避所の造成等についての話もありましたが、細部の打ち合わせがなされない中での説明会となっております。 残土運搬のための町道の補修や改修等については、事業者により行われるものと思いますが、管理する町として交通安全対策営農対策についてどのようにかかわっていくのか、今後の町の対応について伺いたいと思いますが、先の話になりますけれども、羊蹄トンネルも入札が終わって、多分30年、平成30年ごろから工事がまた始まるのだろうということで、運搬経路が道道花園線になるのかどうなのかわかりませんが、仮に、そのトンネルの残土もそこを通るということになれば、原田議員もおっしゃられていましたが、1日400台ぐらいなトラックが往来すると。産業道路に近いような形のトラックが、生活圏の道路を往来することにならないように、当然、学校の通学経路にもなりますし、その辺の今後の対応策についても十分検討していただきたいなと思いまして、この質問をさせていただきます。 よろしくお願いします。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) おはようございます。 それでは、山田議員の御質問に御答弁いたします。 既に初日の一般質問で、小川議員、それから原田議員からも同様な質問がされていますので、重複答弁になるかもしれませんが、御了承願いたいと思います。 北海道新幹線二ツ森トンネル(鹿子)工区の工事説明会につきましては、山田議員の御指摘のとおり開催され、行政報告でも述べさせていただいたように、参加者から地域ごとの意見交換会を経た後、工事計画を立案した上で再度工事説明会を開催してもらいたいと意見があったことから、年内に意見交換の場と工事説明会を開催するものと聞いているところであります。 まずは、最も意見の多かった二ツ森トンネル入り口から国道393号間の営農者へは、主要関係者からの意見を伺うため、9月8日に協議の場を設け、鉄道・運輸機構、発注者、役場関係部署の担当者が参加の上、意見交換を行ったところです。今後、改めて営農作業への影響軽減や冬季交通の確保等、また待避所やルート選定を含めた残土運搬方法などについても、鉄道・運輸機構や受注者へ要請してまいりたいと考えております。 また、残土運搬により必要となる町道の補修や改修については、山田議員の御指摘のとおり、原因者である鉄道・運輸機構の責任により行われると認識しております。 交通安全対策営農対策については、今後、改めて関係住民から広く意見を伺い決まる運搬経路に応じ、スピードダウンや安全確認、営農用車両の優先等について要請することはもとより、可能な範囲での運搬車両退避スペースの確保等についても対応を協議してまいりたいと考えておりますので、皆様方の御協力をよろしくお願いいたしたいと思います。 また、最後に質問ありました羊蹄トンネルの発注を9月発注して、12月ごろ入札されるのではないかというふうに考えておりますけれども、工事は2年後の平成30年ごろかということをお聞きしております。その間、設計変更して、当初は深いところを掘るというところでありましたけれども、地下水が、水脈があるということで浅瀬を掘るということで、シールド工法によって工事をするという形に設計変更をして、計画変更して工事を進めると。 そのために、シールド工法にするための機械が全国に二、三台しかないということで、新たにつくって掘っていくという形で、それができ次第掘っていくということで、一応、30年度以降の工事を予定しております。 掘った残土につきましては、まだ経路は決まっておりませんけれども、道道倶知安ニセコ線のところが二ツ森トンネルの工事の残土と同様に通るのではないかということで、非常に往来が多くなるということで心配されているというふうに思っております。 これらについては、今後の発注された工事業者とも打ち合わせしながら、緩和策等いろいろまた講じていかなければならないというふうに思っていますので、今後、鉄道・運輸機構、それから受注された業者と打ち合わせして、交通安全等いろいろなさまざまな課題について、しっかりと対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(鈴木保昭君) 山田勉君。 ◆10番(山田勉君) ありがとうございました。 それでは、私のほうから再質問させていただきます。 9月8日に、地先北部地区集落15集落ありますが、代表の方が来られて、細部の説明がありました。運輸機構さん、それから作業所の主体である熊谷さん、それから役場の新幹線課、建設課の方が来られて、9月8日の夜に説明会がありましたが、そのときに周辺からいろいろな話が出ました。当然、農作業の支障になるいろいろな状況ですが、当初、計画されていた運搬経路が、余りにもちょっと工事車両が往復で頻繁で、地先の人が往復で通られる地先の方は、それはうまくないということで運搬経路を変更してくれという話をさせていただきました。 当然、冬の除雪だとかそういう部分も、役場の除雪のほかに支障があれば機構のほうで、作業所のほうでやってもらえるということでしたが、私どもの北6線以北の道路が盛り土になっているということで、機構さんのほうも町とどのような話をされたかわかりませんが、工事車両が通っていて、その最中で道路が傷んだときは、道路を一旦途中で片側通行にして補修をするのか、その辺の話は全然煮詰まっていないということで、そういう状況も起こり得るので、当然、運搬経路もまた新たに考えなければ、そういう状況になったときに考えなければならないのではないかという質問もさせていただきました。 町として、当然、町道を通させて土砂を花園牧場、町営の花園牧場へ運搬するということですから、町としてしっかりとした対応をしていただきたいなと思いまして、どうもその辺が随分おろそかに、丸投げになっているのではないかなということで、どういうような運輸機構さんとの話になっているか、その辺をちょっと聞きたいなと思って再質問させていただきます。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 町道の国道393から上の北6線のところでありますけれども、かなり道路傷んでいるということも私も認識しております。 当初から、鉄道・運輸機構のほうに対しても、全体的に町道はかなり路肩についても落ちかかっているし、いい道路ではないと。当然、それらについては走る前にある程度補修もぜひ、町はなかなか財政的に厳しいので、整備する中で運搬していただきたいということの要請はしてございます。 これらについて、今、経路がまだはっきりしていませんので、決まり次第、また道路の管理者である建設課と実際にどういうふうにしっかりと決めていくかということについては、かなり要請をしないと大変かなと思っていますので、そこのところについてはしっかり。当初からも要望はしていますけれども、改めて経路が決まり次第、そこのところについては今後の方向も含めて進めてまいりたいというふうに思います。決して丸投げではなくて、町としての貴重な町道の管理者としてもしなければなりませんので、そこのところはしっかり取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 山田勉君。 ◆10番(山田勉君) 再々質問ということで、昨年の12月に僕が質問した、初めてこういう状況になりますよということで、先を見越した質問をさせていただきました。 北6線以北の道路は、吹雪が昔から多いということで、土盛りをされた道路になっております。それで、最近、特に路肩が下がってきているなというのは、トレーラーだとか大型車両、農家も資材も肥料なんかも40トン近いものが運ばれるということで、かなり路肩が盛り土なために下がっているということになっております。それで前もって道路を補修してもらわないと、すごいことになるのではないかなと思って昨年質問させていただきました。 僕は、当然、これ工事が始まる前に道路補修があるのだろうというつもりでいました。それが、この間の地先の説明会では、工事車両が通りながら、道路が傷んだ段階で直すよという、何かそのような説明をされたものですから、これは本格的に来年の4月から土砂運搬が始まるということで、なるべく4月までの間にきちっとした道路を補修をして、ほかの車が通りやすいような条件のもとで通行できるように、そういう体制をとっていただきたいなと思っていますので、町長の再度考えを聞きたいと思います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 十分そこについては、事前に対策を講じて運搬していただきたいということについては、強く要請してまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 山田勉君。
    ◆10番(山田勉君) それでは、続きまして2問目の町営温泉についてということで質問させていただきます。 3月の定例会にも森下議員が、ホテルようていの温泉についての町の町民の利用状況がこんなふうになっているよということで、何とかならないのかという話をされていました。私もちょっと最近、除雪関係の人やら高齢者の方からいろいろ話を聞きながら、町営温泉は必要だろうなと思って、このたび質問させていただきます。 高齢者や冬期間除雪作業のため早朝から仕事をされる方々は、気軽に通える近くの温泉を求めています。近隣町村では直営で温泉の運営がされており、毎日、多数の住民に利用され、本町の住民の方も利用しております。 本町には民営温泉もあるが、多くの町民は近隣のような町営の温泉を求めています。町長の見解を伺います。 道の駅も、この温泉もそうなのですが、町には、町民はあったらいいなという願いを込めて思っております。それが、町ができるかできないかというのは、町長の采配にもかかわると思っていますので、前向きな答弁を期待しております。 よろしくお願いします。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、山田議員町営温泉に関する御質問にお答えします。 まず、改めて御説明するまでもなく温泉については、心や体に安らぎや癒やしを与えるなどさまざまな効果、効用があることは広く知られており、私自身も実感している一人でもあります。 さて、町内では市街地に最も近いくっちゃん温泉を初め、リゾート地域のひらふ温泉郷や花園温泉郷があり、一般に開放している部分では、現在、7カ所の民間施設が営業しているところであります。近隣に目を広げれば、さらに多くの温泉を楽しめる状況にあります。 本町の場合は、町内・近隣町村を含めこうした多くの温泉施設に恵まれているという背景、また、温泉施設が掘削から施設の建設、その後の維持管理に多額の費用がかかることなどから、これまで町営温泉を持つという判断に至らなかったのではないかと考えております。今後についても、これまでの状況に変化はなく、優先すべき大型事業が控えていることなどから、自前で町営温泉を持つ必要性を見出すことは難しいと、現時点で考えております。 先ほども御説明したとおり、近隣町村のほか、町内においては多くの民間の温泉施設があります。じゃがりん号の停留所を置く施設もあります。じゃがりん号の活用とともに、こうした地元温泉施設の利用がさらに高まれば、地元温泉施設の維持にもつながっていくこととなりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(鈴木保昭君) 山田勉君。 ◆10番(山田勉君) それでは、再質問させていただきます。 まず、町内には民間温泉ホテルようていという温泉があります。当然、除雪の作業員の方々や高齢者、それからこれからの工事関係の方も多数来られるのではないかなと思っております。 町内には、ほかにヒラフスキー場、その近郊にも民間温泉があります。町として何らかの、将来的なことを考えると早急には建てられないという状況は、重々わかっております。ですけれども、やっぱり高齢者も町民で、それを強く求めておりますし、僕らも10年したらやっぱり温泉に入りたいなという考えを持つようになると思います。 そういう中では、当然、町営で安く安価に近場で入れるようなそういう温泉を、癒やしの場を求めていると思いますので、どうか民間の温泉に補助金を出すなど、それから将来的に温泉事業をやっている業者もありますので、そういうところを誘致するなど、前向きな温泉施設についての考えを構築していけるような体制をとっていただきたいなと思いまして、再度、町長に聞きたいと思います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) この温泉施設については、本当に町営であれば、それはこしたことはないのでありますけれども、旭ケ丘にはくっちゃん温泉という近場にもあるという中において、当然、競合もあるだろうし、いろいろなことも考えられます。 いろいろと温泉施設を、さまざまな各町村でもしていますけれども、そこの町、何もないから温泉で活性化を図るというようなことでの取り組みで、しかもコンセプトがある中で、温泉については何とかかんとか黒字経営というか、経営もされているところも見受けられますけれども、全体的に赤字で、しかも福祉増進ということで、料金は最初五、六百円の料金体系にしても結局は、町民サービスだというのがすごい連発してほとんど赤字状態で、運営はほとんど町の全部、全て持ち出しというのが非常に多い状況も見受けられます。 そういう経営的にどうなのかということと、倶知安のみならず近隣町村これだけある温泉施設、建てて、日帰り温泉少子高齢化の社会において、人口減少の中において経営していくというのは非常に今日的に厳しい、いろいろな観点でそういう課題を見きわめながら、温泉を検討していかなければならないのではないかなというふうに思っています。 現状の中で、さまざまな近隣町村でも温泉運営の中でも頭を抱えていますし、老朽化とともにその施設の建てかえ含めて、いろいろ難儀しているというのも聞いてございます。それら含め現時点においては、既存の民間の施設をより有効活用する中で、それに町がどうかかわっていくのかというところになろうかなというふうに思っています。それら含め、今後、部内でも民間施設の活用の中でどうあるべきかということについては、検討してまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 山田勉君。 ◆10番(山田勉君) それでは、今の答弁に対して再々質問させていただきます。 民間の温泉が、六つか七つあるということで、町でも民間の温泉に対して補助を出して町営温泉を運営できないのであれば、そういう体制も考えられないのかなということで再質問させていただきます。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) その補助についても、ではどうするかということもありますけれども、今後、それについても検討はしてみますけれども、町民向けのその部分にしても相当補助したとしても、相当費用は全町民にどういうふうにあれするかということも出てくるだろうし、施設補助をするのかというのもあるだろうし、さまざまなことは考えられるのかなと思いますけれども、一応、それらについてもぜひ今後の中で検討して、どうあるべきかというのについては考えてみたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) これにて、山田勉君の一般質問を終わります。 これより、田中義人君の一般質問を認めます。 田中義人君。 ◆11番(田中義人君) おはようございます。 今回、2件の質問を通告させていただいておりますが、これら2件の質問に共通しているのが、ニセコひらふ地区の町有財産の管理、処分に関することです。質問も奥に入り込んでいって混乱してしまう可能性がありますので、冒頭で趣旨を申し上げておきたいと思います。 一つは、町民の財産である町有地がどのように管理されているか、まず、その実情を町民の皆さんにこの場で明らかにしたいということ。地方自治法上では、土地の処分と普通財産の処分は5,000平米以上かつ金額700万円以上のもの以外は、議会の議決を経なくても首長の権限によって処分することが認められています。そういうものによって、今まで処分されたものの中で問題があるもの、あとは疑問を感じざるを得ないもの、一部を取り上げて質問いたします。 もう一つ、今回をきっかけにして、これまで行われてきたようなやり方ではなくて、我々町民の財産の処分について、管理について、今後は情報をしっかりと公開しながら、議論して進めていただけるようになればと思って質問をさせていただきます。 それでは1問目、質問申し上げます。 山田地区での町有財産の処分等について。 近年、不動産開発で沸く山田地区、いわゆるニセコひらふ地区の町有地が議決を必要としない範囲で、町長の判断で売却や交換などが活発に行われています。今後の地域開発の方向性にかかわる重要な事項であり、情報を公開しながら進めるべきと考え、下記について町長に伺います。 1、平成25年度にHirafuCapitalに売却した字山田204番地23、21の一部、30の一部について、契約の更改はどのようになっていますでしょうか。 2、平成26年10月27日に覚書で交わされた字山田171番地の一部と河川敷地4,373平米の等積交換の進捗状況を伺います。 3、今後、売却や交換など予定している土地はこのエリアにあるのか。 まずは、この3点を町長に伺います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、田中議員の山田地区での町有財産の処分についての御質問にお答えしていきたいと思います。 一つ目のHirafuCapitalに売却した土地の契約更改についてということですが、本件売却の土地については、分譲ホテルの竣工時期について、平成26年12月末として、平成24年11月6日付で覚書を取り交わしました。 販売代金の内訳の入金確認後、分筆測量による面積の確定、分筆登記に必要な成果品の町への引き渡し、分筆登記完了後の平成25年2月12日付で売買契約を締結し、契約金額の受領、所有権移転をもって契約が完了しております。 契約更改はどうなっているのかということですが、売買契約においては町として土地購入者の分譲ホテル建設に係る方針が、観光振興施策に沿っているとの判断から、土地売却に至ったものであり、既に契約が完了しているものです。一方、覚書は、早期に建設計画を実現していただきたく、甲乙双方の信義事項として取り交わしたものであります。 現在、建設に至っていない分譲ホテルに対して、早期建設を待ち望む町の意思として、新たな書類の取り交わしが建設促進につながるものとは考えますが、あくまでも相手の了解のもとに成立するものであり、一方的に取り交わすことはできないものと理解をしております。 なお、手法については、覚書の見直しが妥当であると認識しております。 本年5月に、相手方へ問い合わせた時点で排水に関する工事を行っているが、本体工事の施工業者がまだ決定していないとのことでありました。8月に入り、新たな覚書として、当初の覚書、売買契約を踏まえた上で、その内容から変更のある部分について記載した覚書案を作成、相手方に提示し、協議を続けております。 変更した内容としては、分譲ホテルを建設する時期については、昨年12月24日付で建築確認申請がおりていることを踏まえ、平成30年12月末として一旦提示をしたところです。 また、覚書を取り交わした後、速やかに分譲ホテル建設の施工計画を町へ提出すること、さらに建設資材の高騰、建設作業員不足などの社会的要因により工期等に変更が生じる場合には、必ず町へ報告することなどを盛り込んでおります。 9月8日には、相手方の代表者と電話で話すことができ、状況について聞き取りしたところ、今春に下水道工事を実施し、完了したこと。本体工事については業者選定が終わっていないが、現在、香港の評価チームで選定作業をしており、合わせて工事費についても精査をしていること。着工は、平成29年5月ごろを予定しており、HirafuCapitalがホテルを建設するとのことであります。 代表社員については、売買契約時の1名体制から現在2名体制へ変わっていること。提示してある覚書については、内容について精査、確認を行うとのこと。また、9月中旬から10月中旬までの間に、代表者が来庁の上、状況説明をしたいと申し出があったと報告を受けております。 本件の売却地につきましては、ひらふ坂メインストリートに面した一等地において、国際観光リゾートにふさわしい高級感のある宿泊施設が建ち並ぶ地区形成を誘導する効果が期待できるとともに、雇用の拡大にも結びつくと見込まれることから、早期の建設を強く望むものであります。今後も根強く相手方へ早期建設について求めてまいりたいと考えております。 次に、字山田171番地の一部と河川敷地の等積交換の進捗状況についてですが、まず交換の概要ですが、山田地区の道道蘭越ニセコ倶知安線の東、下側のペンションビレッジの北側を流れる冷水川が実際に流れる民有地と冷水川河川敷地として、町が所有する土地を等積交換するものであります。 交換地である河川敷地につきましては、平成12年4月1日施行の地方分権一括法により普通河川等の底地である法定外公共財産が、国から市町村へ譲与させれることとなったことにより、平成15年3月25日、161カ所の河川敷地とともに国より譲与を受けた土地であります。 交換につきましては、平成26年5月に民有地所有者から申し出があり、所管である建設課内で検討の上、河川管理の見地から交換が適当であると判断したものであります。 なお、交換に係る本町所有河川敷地の表示登記のほか、交換に必要な測量及び資料の作成につきましては、申し出のあった民有地所有者が行い、費用を負担することを規定した覚書を平成26年10月に締結しております。 この交換の進捗状況については、現在、民有地所有者による河川敷地の表示登記を進めておりますが、登記に必要な隣接所有者の境界確認が難航している状況であり、終了時期が見通せない状況となっております。 次に、今後の売却や交換などを予定している土地についてですが、建設課所管の河川敷地の交換が、2件予定されております。1件は、さきに述べた交換地と同じ冷水川の道道蘭越ニセコ倶知安線の山側、西側の上側の河川敷地と字山田184番1の一部との1,297.74平方メートルの等積交換であります。 本交換は、河川流域が不明瞭で、増水期には自然流水が発生している部分で、民有地部分からの誤侵入により転落事故も発生していることから、隣接民有地所有者のホテル改築に合わせて既存水域を埋め立てて、新たに民有地に水路を敷設する等の申し出を受けて、交換に係る本町所有河川敷地の表示登記のほか、交換に必要な測量及び資料の作成に係る費用を申し出のあった民有地所有者が負担することを規定した覚書を平成28年6月に締結したものであります。新設水路の敷設工事、流水の切りかえは終了しており、登記関係書類がそろえば、交換手続に入る予定であります。 2件目は、普通河川尻別1号川と字樺山98番の2ほかとの335平方メートルの等積交換であります。 本交換は、河川敷地隣接地において開発行為を実施する事業者から、開発敷地内を流域部分と流水のない河川敷地部分の整理を目的に申し出があったものであり、交換に係る本町所有河川敷地の表示登記のほか、交換に必要な測量及び資料の作成に係る費用申し出のあった民有地所有者が負担することを規定した覚書を平成27年1月に締結したものであります。 本交換につきましては、開発事業の工事終了後に行うとなっておりますが、現在、工事が未着手となっている状況であります。 以上、田中議員からの御質問であります山田地区での町有財産の処分等についての答弁といたします。 よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 田中義人君。 ◆11番(田中義人君) それでは、再質問のほうをさせていただきたいと思います。 まず、一つ目のHirafuCapitalとの契約更改について。 今、町長、御答弁の中で、覚書の見直しが妥当であるということで進めていらっしゃるということでしたが、ことしの3月の予算の款別質疑のときに、私、これに関して質問させていただきました。 その際、町長は、この契約内容をきちんとやり直さなければいけないと、覚書の取り交わしではなくて、契約更改の形で進めていこうと思うというように御答弁されていたのですが、いつからこの覚書の見直しに切りかわったのでしょうかね。何かこのできない理由、契約更改ではなくて、覚書で進めなくてはいけない何か理由があるのであれば、そこも教えていただきたいと思います。 これは契約書、契約更改を交わすのが無理であるというような理由があるのであれば、きちんとそれも答弁に含めるべきではないかというふうに思います。 ただ、この覚書というのは、法的拘束力がないというふうに認識しておりますが、これまでHirafuCapitalさん、これ皆さんのお手元に資料として配付させていただきましたが、契約時、平成25年2月ごろですか、には虎ノ門にある会社で代表者がチャン・ビル、この中で職務執行者チャン・ビルと、あともう1名、日本人のお名前が上がっていると。これ合同会社ですから、まず2名でつくられていると。 この会社が26年1月には本店移転して、今度、チョウ・チ・ファイ・ジェフという中国の方に代表者がかわって、もう1名、日本人の方もかわっていると。今度、この会社がまた平成26年の何月だろうな、今度、札幌に本店の登記を変えているということで、資本金10万円のこの会社が転々と代表者をかえたり、本店の位置を変えたりしながら存在しているわけですね。 先ほど、代表者の方から9月4日にも連絡があり、29年5月からの着工を目指して頑張るというようなお話もいただいているという中で、覚書のつくり直しをしていると。 前回、総務常任委員会のほうに、覚書の案が町のほうから示されました。その中の甲乙の乙ですね、覚書を取り交わす相手が、いまだに登記が閉鎖されている会社、虎ノ門の住所のHirafuCapital合同会社の住所になっており、なおかつ職務執行者がチャン・ビルという、もう存在しない代表社員、執行社員が、契約者になっていると。 書類上も不備があって、しっかりと整えなければいけないものを、きちんと精査しないまま委員会に提案してきているのではないかと。ここは、ちょっと町有地、こういった大事な財産を処分した後、契約不履行の内容にもかかわらず、しっかりと追えていないということにつながるのではないかなと懸念しますので、その点もこの覚書作成に当たってどのように精査されてきたか、御答弁いただければと思います。 ちょっと関連して、契約書まで一旦ちょっと話、戻させていただきたいと思うのですが、これ随意契約で契約されたのですね、平成25年に。随意契約不履行時、買い戻し特約はつけなくてもいいと、つけなくてはいけないという法律はないのでつけませんでしたというように答弁受けています。ただ、こうやって性善説にのっとって、特にこういった海外の会社と契約した結果、こういった事態に陥ってしまっているのではないかなというふうに思います。 先ほどもお話聞いていますと、今後も土地交換や売買というのも、ひらふエリアでは考えているようです。そういった場合、随意契約であってもやっぱり契約不履行時には、買い戻し特約をしっかりと附帯しながら、契約していくべきではないかなというふうに思いますので、この点も町長の見解を伺います。 また、外資とこういった不動産売買契約する際は、必ず弁護士を立てて契約するのですね。今回、契約書の中身、見ましても相当中身が貧弱な契約書が取り交わされています。これは買った後、相手方が自由に処分しやすいような内容にも読み取れます。特に、買い戻し特約をつけていないという点については、そう読み取られても仕方がないですね。何でそんな内容になったか、相手方の弁護士が我々行政の契約していくという能力の上を行っているからです。 ということは我々行政側は、皆さん行政側もしっかりとそういった法的な知識のある方を介して契約をしていかなければ、また同じようなことが起きるのではないかなというふうに懸念されますので、町もきちんと代理人の弁護士を出して契約を今後は行っていくべきではないかなというふうに思いますが、その点の見解も御答弁いただきたいと思います。 続いて、河川敷地の交換についてですが、国から町に移管され、それを実際の河川の流れているところと交換するということが可能になったということで、これは法的に認められていることですから、交換という行為は違法性のあるものでも何でもないというふうに思います。 ただ、今回、覚書で幾つか河川敷地の交換が取り交わされて進んでいるようですが、係る費用は全て民地の持ち主さんが払って、登記をした上で交換しましょうという流れのようです。ただ、今、4,373平米の土地ですか、これから登記するということで、周辺の土地の所有者さんの合意が、同意がなければ原則進められないというところで、今、とまっているというふうにお聞きしました。 実は、この171番地の河川なのですが、これ河川敷地と聞くと、皆さん何かすごい荒れ地の川が流れるべきところだというふうにとらえがちなのですけれども、実は民有地のすぐ横で、民有地とまだつなげれるようないい土地なのですよ。その土地を、本当に等積交換という形で交換するのが妥当なのかどうかということを、隣接している地主さんが議会報告会にも来て意見をおっしゃっていましたし、町のほうにもファックスを送ったりしたというふうにおっしゃっていました。しかし、なかなかしっかりとした回答がないということで、私はまだ、「同意書にはサインできないのです」ということで、話がとまっているのではないかなと思います。 これ、もうちょっとしっかり客観的な資料もつけて、裏づけちゃんと見せていただきながら、進めるものは進める、だめなものはだめ、そこをしっかりとしないと、費用を払っているのは民有地の所有者さんですからね。覚書をもとに、交換してもらえるということでやっていると思うのですけれども、そこはしっかりと対応しないと、同意もらえないからとまっているようですでは、これちょっと無責任すぎるのではないかなと。 判断材料の一つとして、ここの土地は実際売買したら本当は幾らなのだと、等積交換に値するような本当に土地なのかということで、資料も出していただきました。やっぱり値段つくのですね、市場価格だと平米8万8,000円ぐらい、つけることも可能だと。これはきっと一番いいときの値段だと思うのですけれども、平米8万8,000円掛ける4,373平米となると、4億円近いお金、3億数千万円となります。きっとそういったところを見た民間の人が、これは等積交換はどうなのでしょうねと、どういう考えのもとに、どういう審査のもとに、それを許したのですかというお話が出てきたのだと思います。今後、進めるのであれば、そこの整理をきちんとしながら私は進めるべきだと思いますので、今後、どうやって進めていくのか、町長の見解を再度伺いたいと思います。 ○議長(鈴木保昭君) ちょっと休憩します。答弁調整してください。 きちんとよく精査して、答弁したほうがいいと思います。     午前10時20分 休憩-----------------------------------     午前10時21分 再開 ○議長(鈴木保昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、田中議員の再質問にお答えをしたいと思います。 一つ目のHirafuCapitalの関係でありますけれども、契約更改、3月のときに一つのあれではないかとしておりましたけれども、契約について買い戻し特約がなければ、もう成立もして、これをやり直しということで、金戻してもう1回、一からということにもならないという状況になっているということで、それならばしっかりと町が当初求めていって、建てていただくというところが必要でないか。 代表の一人であります名越さんでありますけれども、昨年12月に確認申請もおりておりますので、建てていきますということでありますので、今、その準備をしている最中です。たまたまことし春については、業者がなかなか忙しいということで、ことしは建てれないということをお伺いしております。来年の春からしっかり工事したいということを聞いております。であるならば覚書で、いついつまでに完成してつくり上げるというところに持っていったほうがいいかなということで、現時点では覚書で進めていきたいなというふうに思っております。 確認申請も見たところ、12月24日付で確認申請、審査も通って終わっているということでありますので、あとは工事の着手のみというふうになっておりますので、それを期待しております。 覚書の私どもの担当のほうでの法人登記が代表者がかわっているということは、ちょっと取り寄せてなかったので、ここについては間違っていたということで、ただ1名の代表の名越さんについては話をしておりますので、当然、案として出していますので、修正、ここは変わっていますよという形で修正して、お知らせしていただけるものというふうに思っております。 覚書については、ここのところで訂正して、しっかりと現状況の法人と契約をさせていただきたいというふうに思います。 それから、今後のいろいろな土地の売買の中においての買い戻し特約については、必要があるかないにかについては、もう少しここは検討していかなければならない。 それから、外資系との今後の売買についても弁護士つけるべきではないかについても、やはりそういう場合もいろいろな話を町村会の弁護士もおりますので、今後、いろいろな面で聞いて取り組みしたほうがベターかもしまれません。この辺については、内部でもう少し検討して、今後の対応についてはここら辺も含めて、あり方についてはしっかり考えていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、河川敷地の関係でありますけれども、本来、河川は河川敷地、町の持っているところに川が流れていれば一番いいのでありますけれども、自然の川でありますので、蛇行してどんどん年数とともに大きく移動していると。もう40年、50年たつと変わっていますし、そういう中で基本的に河川、町が基本的に河川改修したり何かするときに改めて測量して、用地の整理をして整備をしていくと。それ以外についてはもう現状のままで、改修がなければ現状のままでの取り扱いになっていると。 ただ、やはり民地の土地も河川が流れておりますので、民地側の所有者からもそこの中であれば、河川敷地とかえて交換してほしいということも当然出てくるわけであります。ひらふ地域においても今回3件ほど土地所有者から交換して、今あるところの河川であればそこのところに、あるいはそれに相当する河川の切りかえをするので交換してほしいと。その費用については、測量並びに工事関連については、所有者側で責任を持ちますということであったので、等積交換で来ているという形で、一般的にこれまでもそういう交換というのは、ひらふだけでなくほかのエリアの中でも、地区でも行われてきて、適正に処理されたと。 ただ、では交換したときに相手方のデメリットがどうなのかという部分についてまでは、詮索をしてそこまでのそうなった場合に、どうなるかということの考え方についてまではしておりませんで、あくまでも河川としてしっかりと機能するものかどうか、その交換にとって町としてもその河川管理がしっかり将来的に管理も含めて、大丈夫かどうかということを基本に交換の条件としてこれまで進めていると思いますので、その土地が交換したことによって、もらったほうの土地がどう変化するかについては、その所有者が次の方向性についてまで、町としてはそこまで踏み入るものではないというふうに考えておりますので、そこら辺の、今、そういう考え方、基本的に立った中で進めておりますけれども、その等積交換において相手方のほうで測量会社を頼んで、民地との境界の了承について、もらえてないということだと思っております。 これについては民地側のほうで、業者と契約して行っていますので、それに対してもっと町がこうこうこうしてという後押しもちょっとできないものでもないかなというふうに思ってはいますけれども、そのあたりについては相手方でしっかり対処してほしいし、町としてもあくまでも河川敷地としての交換であるということも伝えなければならないのかなというふうに思っております。 そんなことで、今後、いろいろな問題は、値段が、土地が、それに伴って相手がすごい有利になるとかということもあろうかと思いますけれども、あくまでも町としては河川敷地が本来のあるべき土地の交換という形での考え方で進めているので、御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木保昭君) 答弁漏れ含めて、この際、暫時休憩します。10分程度。 よく答弁、すり合わせしてください。     午前10時29分 休憩-----------------------------------     午前10時44分 再開 ○議長(鈴木保昭君) 休憩前に引き続き、議事を継続いたします。 一般質問を継続いたします。 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 今の答弁の中で、改めて河川の公物管理としての機能としての交換をするということでありますので、等積交換とし、評価は行わないというのを基本にしてございます。 これにつきまして、担当者からも考えを改めて説明させますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 建設課長。 ◎建設課長(菅原雅仁君) 今回の河川敷地に係る考え方ということでございます。 あくまでも河川敷地においては、行政財産ということで、河川として管理すべきものと、敷地というふうに考えております。ただ、実際として、河川流水の部分につきましては、民地に入って走っている部分もあるということで、本町といたしましては、申し出があった場合ですけれども、河川管理上河川機能の交換という形で評価を実際することなく等積、いわゆる実際には等価という考え方になろうかと思いますけれども、面積については等積で河川敷地と実際の民地を交換するという形で考えているということでございます。 ○議長(鈴木保昭君) 田中義人君。 ◆11番(田中義人君) それでは、再々質問ということでお聞きしていきます。 まず、先ほどHirafuCapitalとの覚書作成等に当たって、契約先を謄本も取らずに話進めていたということで、やっぱりちょっと管理、考え方というのは非常にずさんなものがあるなというふうに感じざるを得ません。 今、話ししている代表者の方、さっき町長は名越さんとおっしゃいましたけれども、ナゴシさん、名越さん、名越さんというのは今の登記簿上に代表として出ている代表社員の方なのですね。何でこの方のお名前で作成しないのですか、この人も代表社員の方ですよね、わざわざチャン・ビルにする必要もないので、こういった方でやっていけばいいのかなと思うのですが。 ただ、先般、お聞きすると、こちらも代理の弁護士の方と交渉を進めているというようなことでお話伺ったのですけれども、総務課長のほうから、たしか決算特別委員会のときにそういうような答弁いただいたのですが、交渉されているのは代表社員の名越さんであって、弁護士ではないというところをひとつ確認させていただきたいというふうに思います。 あと、来年5月から着工の部分を進めていくのをバックアップしていくと、それを要請していくというのが町の姿勢で、買い戻しはする必要は全くないということでさっき答弁あったのですけれども、そこをもう一度確認させていただいて、この再々質問を終わらせます。 続いて、この河川ですね。河川の等積交換とさっき私申し上げましたが、等積等価であるということが大前提になる、交換になると思うのですが、今、課長の御答弁ですと、河川敷地は行政財産であり、これは値段を評価するものではないと。その上で、実際、川が流れているところと河川敷地は、等積であれば交換できるというような御答弁だったというふうに思います。 ただ、私、先ほど申し上げたとおり、値段つくのですね。だから、そういった行政の書類上の処理ですとか、考え方ですとか、そういったものの上では、もちろん違法性はないというのは重々承知しています。ただ、実際問題として、そういった値段がついてしまう土地、今、ああやって土地が売れている地域だからこその問題だと思うのですけれども、そういった土地を値段つくつかないという判断もせずに渡してしまう、交換してしまうというところに対して、隣接する地主さんから「おかしいのではないですか」というようなお話が来ているというのも事実なのですね。 ですから、僕は、そこをどうやってしっかりと皆さんに理解いただけるような形でお示しするかということをお伺いしているのです。行政財産だから、値段つくかつかないかやる必要がないというのは、ちょっと余りにもちょっと行政側の考え方のみなのかなと。もう一度お伺いしますが、この等積等価が原則のこのもので値段はつくと、これは民間のほうから見たらですよ。その土地を等積で進めるということに異議を唱えている隣接地の地主さんの方には、どのようにきちんと説明されるのか、わかりやすくもう一度お答えいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 総務課長。 ◎総務課長(福家直人君) ただいまの田中議員からの御質問の1点目の件でございます。 先般の決算審査特別委員会の質疑の中で、私のほうより御説明のところ、御説明の内容として、このHirafuCapitalに売却の土地の今後に向けての新たな覚書の関係での交渉、事務的なやりとりということで、先般の説明の中では私自身ちょっと取り違っておりまして、弁護士というふうなことで御説明させていただいたところでございますが、大変申しわけございません。弁護士という肩書きではなく、この会社の現在の代表者である名越氏ということでございますので、おわびさせていただきまして、訂正させていただきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 建設課長。 ◎建設課長(菅原雅仁君) 我々としましては、あくまでも河川管理上の考え方ということで、もしそういう方で隣接地からの問い合わせ、もしくは質問等がございましたら、その関係については我々の考え方を粘り強く御説明を申し上げたいというふうに考えております。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 田中議員の再々質問でありますけれども、HirafuCapitalについては、工事がちゃんとできるように今後も強く求めてしていきたいと、必ず建設してもらえるようにお願いをしてまいりたいと思います。 それからもう一つは、今の河川の行政財産ということで、等積交換をしておりますけれども、機能的な交換ということでありますけれども、一方、民間から見ると、そういう値段がつくのではないかということもあります。これらについては、今後、いろいろなケース・バイ・ケースありますけれども、慎重に対応していかなければならないし、こういう場合含めて少し弁護士とも相談して、いろいろなさまざまな今、ひらふだけでなく市街地もいろいろと、昔、河川だった土地もかなりありますので、いろいろなことが起きるだろうということも想定して、少しそのあたりについても今後の町の考え方の進め方について少しアドバイスもらって、しっかりこれについて慎重に対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 田中義人君。 ◆11番(田中義人君) ケース・バイ・ケースでと、今後、弁護士も含めてと言いますけれども、ぜひ議会のほうにもしっかりと報告していただきながら、進めていただければというふうに希望します。 続きまして、2問目です。 ニセコひらふ地区第一駐車場の再開発について、町長にお伺いします。 ウエルカムセンターがあり、国際リゾートとしての玄関となっている町有地、第一駐車場の整備について、町長は、ニセコ東急リゾートからの開発の提案を受けていると、公の場で何度か発言をされていることから、以下について町長に伺います。 一つ、6月には東急本社から役員が来庁し、再整備に関する提案を町長が受けたというふうに聞いております。その内容、その経緯、いきさつはどういうものだったのかお知らせください。 二つ、関連して、ほかの町有地の売却、開発するなどの対応は必要とならないのか伺います。 三つ、倶知安町として、この開発にかかわる全体的な考え方はどのようなものかお聞かせください。 四つ、社会資本整備総合交付金事業の計画にもかかわってまいります。国際リゾート都市づくり検討会へも含め、情報の公開等が必要だと考えますが、いつ行われて、どのように行っていくのかお聞かせください。 五つ、今後、それに関連し、人事や予算計上等あるのかを伺います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、田中議員のひらふ第一駐車場の再開発についての御質問にお答えします。 まず初めに、東急本社から提案された再整備に関する内容と経緯についてお答えします。 ひらふ第一駐車場は、急激に変化するひらふ地区の中で旧態依然の状態であり、特に冬季は一般車両のほか、専用レーンを持たないツアーバス、路線バス、送迎車両、営業車などが混在することで非常に混雑した状況になっており、今後における本町の国際リゾート地としての駐車場のあり方、また、札幌オリンピック・パラリンピック開催を視野に入れた中で再整備の検討が必要であることから、昨年11月に、ニセコひらふエリアにおける観光施設等の整備検討プロジェクトを庁内に立ち上げました。 それに先駆け、リフトのかけかえ計画とウエルカムセンターの建てかえ計画について、索道会社であり、ウエルカムセンターの所有者であるニセコ東急リゾート株式会社から情報の提供があったため、ウエルカムセンターの建てかえと第一駐車場の再整備を一体的に取り組むことがベストと考え、庁内での検討のたたき台、参考資料とするため、第一駐車場の再整備案の作成を依頼しました。 ウエルカムセンターの建てかえは、もともとニセコ東急リゾート株式会社の親会社である東急不動産株式会社の事業であったことから、再整備案は東急不動産株式会社が作成しました。 再整備案の内容についてですが、第一駐車場はウエルカムセンター側と中央公園側で6メートルの高低差があること、現在の駐車場をフラットに改修し、6メートルの高低差を利用して地下駐車場を設けた地下複層型駐車場で、駐車台数は上階と下階を合わせ296台、駐車場のほかに路線バスやツアーバスの乗降所、送迎車や営業用の停車エリアを有するものでした。 続きまして、二つ目のほかの町有地を売却、開発するなどの対応は必要ないかという御質問についてですが、第一駐車場は町有地であり、現在の場所での再整備を予定していますので、再整備に関連してほかの町有地を売却、開発する予定はありません。 続きまして、三つ目の倶知安町としての考え方についての御質問ですが、検討プロジェクトでは、現在まで7回の検討会を開催してきましたが、本年度に入り4月6日の3回目となるプロジェクトからは、3月定例議会での議論を受けて、観光中核施設建設に伴う第一駐車場の役割と機能についての議論を中心に進めてきました。 その中で、第一駐車場の役割としては、日帰り客用の駐車場を主とし、サンスポーツランドとバスの乗り入れを分散させ、バスの乗り入れを減少させることで、ひらふ坂の車両混雑解消と危険回避を行うとし、機能としては駐車場はもちろんのこと、現在の混在した状況を解消するために駐車場とは区分けしたツアーバスや送迎車の乗降所の設置、タクシープールなどが必要であるとしました。 その一方で、第一駐車場の形態については、ひらふ高原地域活性化事業計画及び観光中核施設基本計画策定業務報告書には、第一駐車場の整備については駐車場を無落雪構造で複層化し、利用者の利便性を高めると同時に、利用者が少なくなる夏季においては、景観上からも魅力ある広場空間や緑化空間を配置して、多目的な利用が可能になるよう整備を行うと記載されていることから、複層駐車場として検討してきましたが、さきに述べたとおり、現在の第一駐車場はウエルカムセンター側と中央公園側で6メートルの高低差があることから、地下複層型、地上複層型のどちらであっても現在の駐車場をフラットに改修する作業が必要となり、低い中央公園側には地下複層型駐車場で6メートル、地上複層型で12メートルの工作物ができる可能性があることから、その工作物がひらふ地区の景観にふさわしいものか、意見が分かれるところであり、今後、地域の方々、有識者の方々の中から意見をいただきながら、検討を進めていきたいと考えております。 したがいまして、検討プロジェクトでは、東急不動産株式会が作成した再整備計画案を進めるための検討をしているのではなく、あくまで札幌オリンピック・パラリンピック開催も視野に入れた国際リゾート地の駐車場のあり方についての検討を行っているところであります。 四つ目の国際リゾート都市づくり検討会を含めた情報の公開についての御質問ですが、この1年間、検討プロジェクトで検討してきた内容は、第一駐車場の機能と役割の明確化、そして第一駐車場の高低差に起因する駐車場の形態についてというところで、特筆して情報を公開する段階に至っておりませんが、この1年間の検討成果の発表として、10月からスキー場がオープンするまでの間の時期に、国際リゾート都市づくり検討会やひらふ地区住民、事業者のほか、公共交通機関やタクシー会社なども含めた中で、報告する機会を設けたいと考えております。 最後になりますが、今後の関連する人事や予算計上についての御質問についてお答えします。 第一駐車場の再整備につきましては、第一駐車場に求められる機能や役割は、これまでの検討プロジェクトの中で現時点で想定される考え方を整理してきましたが、駐車場そのものの形態や駐車台数などについて、いまだ決まっておりません。 形態については、景観や地域の方々の御意見に配慮したものとなり、また、駐車台数については、本年度、ニセコひらふ地区の望ましい空間のあり方に関する検討業務の中で、ひらふ地区における駐車場の収容力の調査を行うことから、その調査結果を踏まえながらの検討になると考えます。 これらの2項目は、再整備に係る経費に直接的に関係してくるものであることから、今後も検討プロジェクトの検討を継続していきます。 予算につきましては、第一駐車場の再整備は公共施設の再整備であり、公共事業であることから、他の公共事業と同様にあらゆる手段で財源確保を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(鈴木保昭君) 田中義人君。 ◆11番(田中義人君) それでは再質問させていただきます。 まず、今回、東急のほうから相当具体的な提案が、既にされているということが大体わかりました。ただ、僕、この質問をさせていただいたときに、変な方向にいかないようにということですね、東急リゾートさんは、倶知安町にとって利害関係のある企業なのですよ。観光をやっていく上で、パートナーにならなければいけない企業なのですね。ですから、うまくつき合っていく必要があるというふうに考えて、その観点で今、質問をさせていただいています。 こういった具体的な提案を受けて、ニセコひらふ環境整備プロジェクトチームですか、庁舎内に立ち上げてやっているということで、きっとそこで検討されてきたと思うのですが、地元の人たち含んでいる検討会ありますよね。何で最初からそういったところとしっかりと連携とってできないのか、プロジェクトチームだとか何だとかというのはたくさんあるみたいなのですけれども、つくりすぎて動いてないのではないかなと感じるのですよね。財源確保にしてもそうですし、ですから、その都度、その都度、何かプロジェクトチーム立ち上げるのではなくて、やっぱりある程度そういった情報を共有しながら、既存の委員会とかと連携してやっていく考え方というのが、必要ではないのかなというふうに思うのです。でないと、変な詮索受けますよ、町長、これ。 今、予算の取り方について、今後、あらゆる方法でというお話はされていますけれども、東急さんがこれだけ提案されてくるということは、予算だって意識しているはずです。これも社会資本整備総合交付金事業にかかわってくるのですから、4割の補助が出るような事業に当てはまると思います。計画に入っていますから。 その際に、この社会資本整備総合交付金事業というのは、官民連携でやるというのが大きな軸の中の一つに入っていて、今回だめになりましたけれども、観光中核施設もPFIでやると言っていた。では、東急さんから提案あったのはPFIではないのですかと、それもちょっと1点お聞かせいただきたい。 今、町長のお話からあったプロジェクトチームのほかに、今、どれぐらい駐車場の台数が必要か。ニセコひらふの望ましい空間調査でしたか、を行っているということで、これ今年度の事業で調査事業を委託しているというふうに認識しているのですが、実は先週から始まったのですね、現場調査が詳しく。そのときに、調査に入る際に、駐車場ですとか、あと、どういう建物が使われ方しているのかというところも1軒1軒回って、写真撮ったりして調査されているそうですが、これね町の職員、全く関与していないそうです。地元の人たちに、「調査に入りますよ」という連絡も、町から行ってないですよ。入る前の日に、観光協会に連絡流してくれと、観光協会から流したそうです。これだと調査できないです、調査員。何で自分の建物写真撮られているかもわからない。全く統制とれてないというか、コントロールできてないというふうにしか、全体的なイメージを受け入れないのですね。そういった細かいところもあるのですが、そういったPFIで進めるにしても何にしても、昨日から質問が出ている人事にかかわる動き。 町長は、きのうの御答弁でもおっしゃっていましたが、東急不動産から行政実務派遣員という形で週に3回でしたか、月、水、金、総合政策課のほうに迎えたいと。原田議員からも御指摘があり、作井議員からもはっきりと、これは受け入れることは反対はしないけれども、そういった利害関係に絡む部署に配置するのは、いかがなものかというようなお話が出ていたと思います。 私も、東急さんとはいい関係で進めていくためには、ある程度、一定の距離を置きながらつき合っていくべきだと思うのですね。私も反対はもちろんしないですが、きちんとそこを見きわめた配置にしていくべきではないかと。特に、この社会資本整備総合交付金事業については、総合政策課も深くかかわる部署になると思います。 町長、先ほどの御答弁の中では、今後のオリンピックに関連して、ここの環境整備を整えていくために呼ぶんだというような御答弁ですから、やっぱり部署は社会教育課なのか、オリンピックを主眼にしたところに配属されたほうが、今後のいい関係を考えていけば、そのほうが僕は適切ではないのかなと思いますので、そこの見解を一つ、再質問でさせていただきます。 この人事なのですけれども、東急さんの役場に与える影響というのは、先ほど言ったようにステークホルダーですから、非常に大きいと。僕、今回、この人事のお話聞いてから思い出したのですけれども、景観条例制定のときのことなのですね。例えば、景観条例制定する際に、やっぱり東急さんというのは条例制定に一番大きくかかわる民有地の所有者だったり、運営者ですから、もちろん話を聞きながら進めていったのだと思います。 だからそのときに、例えば、今、コンドミニアムを建てている綾、もともとあれ町有地で駐車場だった部分を東急が、サンモリッツリフトから引き継ぎました。ただ、あれは駐車場に使うということ大前提で、町有地を譲ったのです。昭和61年。それを今、不動産開発しているのですが、あそこ実は準都市計画の区域に入ってないのですね、準都市計画区域に入っていないのですよ。何で入っていないか、駐車場だから入れる必要がないという話があったから、抜いているはずなのです。 もっと言えば、ことし売却が決まったイレンカ、75万平米かな、あそこも中心街から非常に離れているところなのですけれども、あそこだけ高さ22メートル、オッケーなのですよ。ペンション街が13メートル、スキー場に近いところは22メートル、何であんなに離れているところ22メートルなのだろうな、これも東急さんの所有だったですね。花園にしてもそうです。条例から高さ制限の区域が外れています。何でそうなのかな、東急さんの所有だったのです。 条例制定時には関われてますね、これ、後からわかるとおかしいぞとなる、そんなことにならないように今回の人事も、しっかりと気をつけないとけちつきますから、気をつけてくださいということを僕は申し上げたい。 今後、この地域で、これに伴った町有地の売却とか開発する予定はないのかというところでは、「ありません」と、今、町長、断言されましたね。僕は、僕の想像ですよ。そんなことないと。ことしの決算審査特別委員会で、実は東急さんが町有地借りてアルペンホテル運営されています。それの契約書等も出していただいたのですけれども、あそこのホテルも、もう改装時期に近づいていると思います。その際に、底地町有地なものですから、東急さんは開発するに当たって何らかの絡みを町と持つわけですよ。そうなったときに、こういう人事があると、特に総合政策課なんかに入っていると、またいらぬ詮索も受けるのではないかなというふうに心配しているのです。 ですから、今、ここに書いてある質問したことというのは、やっぱり人事について見直さなければいけないことにもつながりますし、ステークホルダーとして、利害関係者としてきっちり意識して、一定程度いい距離を持ちながら、つき合っていかなければいけないということにつながると思うのですが、それについて、町長、答弁をお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 非常に具体的な再質問があります。調整する時間持ちますか。では5分間ぐらい、ちょっと調整する時間持ちます。非常に具体的な質問がありましたので、ちょっと。いいですか。 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、田中議員の再質問にお答えをしたいというふうに思います。 まず、東急さんとの関係については、今後のつき合いの中においても一定程度しっかり持ちながら、つき合っていくということが必要だと、まさしくそのとおりであるというふうに私も思っております。 そういう中において、特に今の第一駐車場の問題につきましては、さまざまな課題等については取り組んでいかなければならないわけでありますけれども、庁内でもこの第一駐車場でオリンピック以降、この駐車場の今の混雑さも含めて対策ということで内部でちょっと検討を始めておりましたし、オリンピックもあったと。話題にもなってきたということで、なおかつ、中核施設絡んで地域からもウエルカムセンター、あんなに狭いので非常に今困っているということも含めて、さまざまな観点でもう少し整備する必要があるねということで、内部で集まってこれについてのまずは、今後どうしていくかということを方向性と大きな枠組みと考え方を検討した中で、今年度、望ましい空間のあり方の中にも駐車場についてもちょっと調査をして、本来は駐車場だけではなくてキャパシティーコントロールで、このエリアとしての宿泊とかそういう今後のあり方も含めての全体的な中で一つに駐車場の問題についてもあわせて検討して、今後に反映していきましょうということの考え方の中で進めているプロジェクトでありますので、駐車場だけでありませんので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 当然、地元で今のプロジェクトの検討会もあって、あっちもこっちもプロジェクトあってだめではないかということもありますけれども、ちょっと役割を整理した中で、今後、いろいろな情報については、もう入っている人は大体同じで加えて入っている方もおりますので、情報はそれぞれ職員は共有していますので、今後、これについては地元とかいろいろな関係者にも協議をし情報を開示して、今、こんなことを考えて、こういうふうになっているのですけれども、どうですかという御意見はぜひ行ってまいりたいというふうに思っております。 それから、今回、東急さんからの企業派遣、職員派遣のお手伝いをしますよということで、民間企業としてのいろいろなノウハウ・考え方について、ぜひ町としてもし使って今後の運営に役立つのであればということで、東急さんの御協力、倶知安町のみならず実はほかの自治体でも派遣をして、こういう取り組みをしているということですので、ぜひ使っていただければ有効に活用して、今後のまちづくりに活用してほしいということでのあれです。 今回、いろいろした中で、総合政策課の中でのひらふ地区の今後の国際リゾートの推進の検討業務、特にオリンピック絡みもあるということも含めて、そういう形の中で総合的な政策の部署である総合政策課のほうで配置をしてみようかなという形で今回検討を、今、まだ最終的に決定しておりませんけれども、その方向で考えております。 当然、気をつけなければならないのは、そういう利害関係が伴ったような政策だったり、そういうなるのではないかという御心配をしておりますけれども、そのことのないように、これは全体的な考え方、方向性の検討という中でのかかわり方でありますので、決してそういう変な感じでの関係では、利害関係の絡むようなそんな業務ではありませんので、御理解をいただき、そのことのないように受け入れ対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 答弁漏れあります。 ◎町長(西江栄二君) 駐車場の整備に向けての取り組みでありますけれども、当然、当初の検討の中でPFIで十分考えてということを思っておりますので、東急さんの提案は一つのPFIの一つの手法というふうに思っています。 今後、社会資本整備、もしくはPFI事業に伴う補助事業のメニューもあると聞いていますので、ちょっとその辺については、どの財源でしたらいいのかについてはちょっと精査しながら取り組みを、財源の関係についても少し検討しなければならない。まだ、そこのところについての財源資本まではしてませんけれども、基本的な今、提案を受けた中で、今後、それらについて詰めていきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 田中義人君。 ◆11番(田中義人君) それでは、再々質問ということでさせていただきますが、まず、町長、きのうまでは派遣を受け入れるということは決断されているような御答弁だったので、もう決まっているのかなと思ったら、まだ最終的な決定はしていないということですから、まだちょっと考えていただく余地はあるのかなというふうに思って聞いていました。 まず、今後の進め方の情報共有とか、公開のあり方についてというのは、榊議員のほうからも御質問が出ていますので、私はここでは深掘りしないでいきたいと思いますが、ただ、今後、進めていく手法についてはPFIも一つの視野であるという形で、今、御答弁されていますが、もしそうなれば余計まずくないですか、町長。御答弁は、PFIも入れるとなったときに、これ金銭絡むのですよね。当事者同士で派遣というのは、全くちょっとお考えが間違っているのではないかと思います。 例えば、民間からの派遣。けさ、ちょうど新聞にも出ていましたが、夕張市にJRから3名派遣されると。やっぱりあそこの赤字路線を廃止するに当たって、住民の足をどうやって確保していくのだという観点で、JR北海道から夕張市への派遣、これは当然です。筋が通っている。赤字だからって、廃線にしていくというのは、北海道なんて黒字になるわけないのですから、JR、どこだって赤字なのですよ。だから、国から基金まで集まってやっている会社ですよね。だけれども、廃線に伴ったことをやるには出すというのは、これは理にかなっているのですよ。今回は違いますよ、町長。 先ほど言ったように、PFI考えているのであれば、余計ですよ。これは派遣はするべきではない。やっぱりまだ庁舎内で、そういった議論がされてないというふうに受け取れます。最後に、もう一度お伺いします。これ僕、町長の身を案じても聞いていることですから、きちんと精査してやらないと、後から誤解を受けます。ここは1回立ちどまって精査し直すべきだと思いますので、最後にもう一度御答弁をお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 今回の企業派遣につきましては、誤解のないように、そしてちょっと今PFIという、ありましたけれども、ちょっとない形。私、勘違いしていますけれども、今後の整備が、まだ事業名についてもまだあれしませんので、いずれにしても誤解のないようにしっかり受け入れしていかなければならないと。 それにつきましては、また、今のところについては、そういう方向で進めていくということでありますけれども、十分、誤解のないように事業についても精査して対応してまいりたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 町長、ちょっと議長から言うのあれですけれども、答弁になっていない。PFIを誤解されるというのではなく、人事の面で誤解されないような配置をということを多分おっしゃっていると思うのです。その辺についてちょっと、誤解があるといけない。 ◎町長(西江栄二君) 済みません。PFIについては、もう一つの手法での考え方という、PFIはなしということで、済みません。PFIはありませんので。(発言する者あり)PFIは、今のところ考えてないということでの方向で進めていきたいと。(発言する者あり) ○議長(鈴木保昭君) 暫時休憩します。     午前11時23分 休憩-----------------------------------     午前11時24分 再開 ○議長(鈴木保昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ただいまの答弁について、3回目の答弁でありますけれども、もう一度、町長のほうから修正含めてよろしくお願いいたします。 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 今、第一駐車場についての提案については、あくまでも町が、今、整備する場合の検討項目であるということで進めておりますので、これがPFIとしての考え方については、東急は入っていくことはできないということでありますので、あくまでも今の現時点では、町が整備をする、した場合での検討であるということで、御理解をいただきたいというふうに思っております。 よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 以上をもって、田中義人君の質問を終わります。 この際、暫時休憩をいたします。 再開は、13時30分といたします。     午前11時25分 休憩-----------------------------------     午後1時30分 再開 ○副議長(盛多勝美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 午前中の田中議員の一般質問に対する答弁に関し、町長より発言内容の補足の申し出がありましたので、これを許可します。 発言を許します。 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 午前中の田中議員の再々答弁の十分なお答えになっていませんでしたので、改めて考え方を再度述べさせていただきます。 東急不動産株式会社からの派遣員につきましては、駐車場再整備に関するプロジェクトの事務局への参画や今年度実施中のニセコひらふ地区の望ましい空間のあり方に関する調査で、グランヒラフスキー場のゲレンデ内のスキーヤー、スノーボーダー収容力の調査への協力ということから、総合政策課への配置を考えているところであります。 東急が所有運営するウエルカムセンターは、第一駐車場の附帯施設として、ツアーバス、路線バスの待合室やトイレ、インフォメーション機能を有していることから、ウエルカムセンターの建てかえと第一駐車場の再整備を一体的、同時期に取り組むことがよいと考え、また、駐車場利用者の大多数がスキー場利用者であることから、土地所有者である本町と索道事業者、スキー場運営主体である東急が連携・協働のもと事業を進めるべく派遣を受け入れることとしました。 第一駐車場の混雑を解消するツアーバスや路線バスの動線、乗降施設など再整備の検討に当たっては、首都圏の駅前再開発等を行う民間会社のノウハウが参考になるものと期待しております。 さきの田中議員の最初の答弁で述べましたが、現在、庁舎内の検討プロジェクトでは、東急不動産株式会社から提案のあった再整備計画を検討しているのではなく、現在の第一駐車場が抱えている混雑の解消方法や複層駐車場の場合の景観への影響などについて検討しているところであります。 現在、駐車台数や駐車場の形態など全く決まっているものではありませんが、この二つについては、建設経費を大きく影響させるものであり、第一駐車場の再整備は公共施設の再整備であることから、その財源確保や整備手法については、社会資本整備総合交付金の活用含めPFI、地方債の活用、その他の補助金など、あらゆる手段の検討を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上、追加の答弁とさせていただきます。 ○副議長(盛多勝美君) 一般質問を続けます。 上着を脱ぐことを許します。 榊政信君の発言を許します。 榊政信君。 ◆12番(榊政信君) あと二人ほどの質問ですので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、質問通告にのっとりまして2問の質問をさせていただきます。 まず1点目でございます。 一般質問に対する町長答弁の取り組み状況を問うという質問でございます。 定例会におけます議員からの一般質問に対する町長の答弁に対し、その後の対応や取り組み状況についてお伺いしたいと思います。 まず、「町長の答弁」は、町行政の執行機関として、町長だけではなく、担当課との調整も行われた執行者として責任ある回答であると思っております。町長答弁は、重いものですし、責任を持ち、誠意を持って対応・実行すべきものと思いますが、町長のお考えをお聞かせください。 先ほど、町長の修正答弁もございましたけれども、それらも重いものと私たちは受けとめておりますので、よろしくお願いいたします。 町長が、就任されてから今回を含めまして7回の定例会が行われて、一般質問では15名の議員から253件の質問が行われております。そこで、これまでの6回の定例会におきまして、私の質問の中から5件ほど町長答弁に対する取り組み状況について、検証させていただきたいと思います。 まず1点目でございます。昨年6月の第2回定例会で質問いたしました、農業の担い手育成についてであります。 担い手の確保と、安定的な農業経営の支援に努めることのほかに、農業戦略係により農業を楽しくするための施策を立案し、具体的な手法を示して進めると答弁しております。何か具体的に進められておりますでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 2点目でございます。同じく第2回定例会の質問の中の都市公園の環境整備に関して、都市公園のトイレなどの環境整備につきましては、全体的な公園のあり方の整備計画を精査する中で対応していくと。また、公園情報などのソフト面についても充実したものに対応するとのことでありましたが、町のホームページを見ても昨年の6月から変化がないようであります。どのように進められているか、お示し願いたいと思います。 次に、3点目でございます。昨年、12月の第4回定例会で質問いたしました景観地区の自然景観についてでありますが、高さ制限が規定されていない花園ビレッジの高さはどうするのかという質問に対しまして、建築物の高さ制限が規定されていない花園ビレッジ地区においても、町としてのコンセプトの高さはこうあるべきだと示して協議すると、早急にしていかねばならないとの答弁でありました。 ことしの7月の末に開発事業者から、パークハイアットホテルとレジデンスの開発計画の説明がございました。先日も町民向けの説明会があったようでありますけれども、ホテルは地上5階、レジデンスは地上9階との説明がありました。本町としてのコンセプトの高さはどのようになったのでしょうか。 4点目でございます。同じく第4回定例会での木材の利用促進に関する質問の中で、木材利用検討推進会議の設置については、早急に組織を編成し、地域材を利用する調査、検討するとのことでした。推進会議は設置されたのでしょうか。 最後に、つい最近のことしの6月の第2回定例会では、情報共有と町民参加はまちづくりの基本ではないかという質問の中で、情報共有と住民参加のルール化については、総合政策課が担当し、マニュアルを作成する。9月までにはちゃんとつくり、一日も早く決めて、職員がそれにのっとって事務事業を進めるのが望ましいとのことでした。6月の答弁であります。マニュアルはできたのでしょうか。 いずれも対応していく、取り組んでいくとの答弁をいただいたものでありますので、取り組み状況を具体的にお聞かせ願いたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、榊議員の質問にお答えいたします。 まず、一つ目の農業の担い手育成についてです。昨年の6月定例会で、榊議員の一般質問に対し御答弁を申し上げた関係かと思います。 農業を楽しくするための施策ということで、まず畑作主体の本町の農業にあって、施設野菜を主体とする農業経営は少なく、いかに小規模であっても豪雪地帯の本町で営農することができるのかということが、今後の担い手育成にかかわってくるものと考えております。 さらに、栽培のみならず、加工品の製造・販売の取り組みが小規模でも、十分な農業経営につながるものと考えております。しかしながら、1年、2年でシステムを確立することは難しく、5年、10年かけながら戦略を立て、一つ一つ課題をクリアして、新たな営農類型が生まれるものと思います。 最近では、本町で農業をやってみたいという若い方たちもいるようで、農業の経験も知識もない方たちが多く、まずは農業法人などで研修をしていただき、技術をしっかりと習得し、町や普及センターなど関係機関が協力して研究生の会議体を立ち上げ、経営に関することなどソフト面のサポートをしていければと考えております。 このような状況のもと、最初の取り組みとして、ことしの2月には町内の飲食業、宿泊事業者を対象に、地場産野菜についてのアンケート調査を実施したところです。地場産の野菜を使用したいという事業者は多く、特に葉菜類を使用したいという回答が多くありました。今年度は、野菜を栽培している農家の方に御協力をいただき、収益性の高い野菜の試験圃を設置したところです。作物については、フルーツトマト、ミニトマト、パプリカ、さらには冬期間のビニールハウスを使用したホウレンソウ、キャベツ、白菜、大根となっております。今後、試験結果をもとに普及センターや農協などと検討し、次の取り組みを考えてまいります。 また、農業高校と連携し、就農意欲をそそるような施策について、農業高校教育振興会の総会の席などで農業高校の活動報告を受けたり、関係者からいろいろなお話をお聞きしますが、なかなかよい案が出ず、検討するまでには至っておりません。 次に、二つ目の都市公園の環境整備計画についてですが、現在、倶知安町公園施設長寿命化計画による公園施設の遊具を重点的に整備しているところでありますが、この長寿命化計画は、本町にある13カ所の都市公園の794施設を全て対象として策定されているものであります。その中で、策定時に健全度を把握するための点検調査を実施し、施設ごとに劣化度をAからDまでの4段階、緊急度を高・中・低の3段階の判定を行っております。 それをもとに、北海道が策定する全道市町村を含む社会資本総合整備計画による遊具の整備を行っております。昨年度までは、本町においては基幹事業を持たない効果促進事業で行ってきましたが、本年度、交付金の対象事業の考え方が変更となり、本町においても基幹事業を持たない公園は、効果促進事業のみの実施はできなくなります。 基幹事業は、単年度事業費3,000万円以上でなければ該当せず、本年度は旭ケ丘公園の大型遊具の更新により事業費要件をクリアしたものであります。昨年より、トイレの整備も含めて全体的な公園の整備について、担当課で検討を進めているところですが、交付金事業の考え方が変更となったため、その財源手当ての検討に苦慮しているところであります。全体的な公園整備計画の策定には、いましばらくのお時間をいただきたいと思います。 次に、公園情報などのソフト面の充実についてです。最近では、昨年度設置しました旭ケ丘公園の大型遊具の紹介を町広報の本年5月号折り込みで行うなど、多くの町民の周知に努めているところであります。 一方で、ホームページ等の充実につきましては、担当課に指示をしていたものの、いまだに情報の充実がされていない状況であり、早急に情報の追加等するよう再度担当課に指示いたしましたので、御理解をお願いいたします。 続きまして、三つ目の建築物の高さ制限が規定されていない花園ビレッジ地区における開発計画に係る事業者との協議についての御質問にお答えします。 花園ビレッジ地区における開発計画につきましては、先般、事業者による町長及び町議会議員への計画説明並びに町民説明会が行われ、概要といたしましては、3年後の平成31年の開業を目指し、ホテル棟、コンドミニアム棟及びイベント棟を建築する内容の計画が示されたところであります。提示された計画内容につきましては、これまで町との事前協議を踏まえながら、自然環境との調和、景観に配慮した通年型リゾートの形成というコンセプト内容であったと認識しております。 なお、建築物に係る高さの取り扱いにつきましては、今月中旬に倶知安町景観審議会を開催する予定でおり、示された計画に対し、審議会の客観的な意見を賜り、事業者側とも協議を進めながら、今後の認定行為に当たり参考とさせていただくこととしています。 周囲の自然環境との調和や眺望点からの見え方など、総合的な観点で事業者との協議により整理してまいりたいと考えております。 また、事業者側もこの点には御理解をいただき、これまで協議を重ねている状況となっております。 なお、今後におきましては、景観地区指定から8年経過しており、今後、示される事業者の全体計画を参考にしつつ、景観審議会の意見も踏まえながら、花園ビレッジ地区の高さ制限については検討してまいりたいと考えております。 次に、四つ目の木材利用検討推進会議の設置についてです。 昨年12月の定例会での榊議員の一般質問に対し、早急に組織を立ち上げると答弁をしたところです。町が整備する公共建築物における地域材の利用促進を図るため、ことしの2月29日付で設置要綱を整備し、副町長を会長とする推進会議を立ち上げ、3月25日に第1回目の会議を開催したところです。 会議では、平成26年度の木材の使用状況について報告があり、平成28年度の推進目標を決定し、各課の職員に周知し、木材利用促進を図っているところです。27年度の使用状況調査については、調査方法を精査し、結果がまとまり次第、推進会議を開催し、検討してまいりたいと考えております。 最後になりますが、五つ目の御質問についてお答えします。 情報共有と住民参加のルール化の取り組み状況として、現在、総合政策課でルール素案の作成を終えており、今後は各課の現況などを取り入れ、修正していくためのヒアリング等を実施する予定です。各課からのヒアリングが終了し、まとまった時点で総務常任委員会へ報告していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ○副議長(盛多勝美君) 榊政信君。 ◆12番(榊政信君) 済みません。2問目に入る前に、ちょっと答弁漏れありますので、町長答弁に対する町長の考えを聞かせていただきたいというのが最初なので、町長答弁というのは、重たくて、責任を持って、誠意を持って対応すべきだということを提示しているのですけれども、町長の考えはどうなのか、その部分の答弁がなかったので、それを先に聞かせていただきたいと思います。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 大変失礼いたしました。 一般質問に対する町長答弁でありますけれども、その発言については非常に重いと、私自身もそう思っていますし、それに対していろいろな実行に向けては、誠意を持って対応していかなければならないというふうに考えております。そういうことで、今後の施策についても一つ一つ実行してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上、答弁とします。 ○副議長(盛多勝美君) 榊政信君。 ◆12番(榊政信君) それでは、再質問をさせていただきます。 ただいま最初の部分、町長答弁について、町長のお考えを聞かせていただきました。答弁に対する考え方については、私が述べたことと同じということで、重く受けとめて誠実に実行していくということでありました。 これについては、町長だけではなくて、職員の皆さんも同様だと思うのですが、全員から聞くわけにいかないのですけれども、町長と職員の皆さん一体となって、答弁に対しては誠実に対応すべきだということで理解をさせていただきます。 それでまず、今、5点ほどこれまでの御答弁の中で、町長が取り組んでいくという姿勢を見せていただいたものに対して質問をさせていただきました。それらについては、ちょっと物足りない部分がありますので、再度、再質問させていただきたいのですが、まず1点目の農業戦略係の関係なのですが、この係につきましては、平成27年の4月から設置されています。 これは町長の強い思いがあって、この係ができたと思います。それまで農業振興係と畜産林政係ということで、二つの係だったのですが、そこに戦略係ということで、戦略を持って取り組んでいこうというようなことだと思うのですね。この係の職員は、振興係の方が兼務されているということなので、なかなか戦略ばかり練っていられないのかもしれないのですけれども、ただいま町長の御説明では、なかなか戦略がうまくできていないというようなことなのですけれども、やっぱり肝いりでできた係ですので、もう少しきちんと仕事していただきたいなと思うのですよね。 まだ、実行、実行ではなくて、それぞれ戦略の立て方だとかいろいろあると思うのですけれども、今年度の28年の新規事業として、高収益作物導入実証試験圃業務ということで、少額ですけれども、予算が組まれています。これが一つの戦略的なものだと思うのですけれども、先ほど若干フルーツトマトですとか、パプリカの関係で御説明あったのですが、それのもう少し具体的なこの成果といいますか、まだ収穫がトマトだったら大体終わっていると思うのですけれども、その辺の経過等ありましたら、御説明願いたいと思います。 それと、今後の取り組み方、それについても御説明願いたいと思います。 2点目の都市公園の整備についてです。 これについては、全体的な公園整備の計画には時間がかかるということで、もう少し待ってくれと、それは当然だと思います。まだ、質問してから1年くらいですので何ですけれども、少しずつ取り組んでいるのかなというような期待がありましたので、その辺をきちんとしていただきたいということと、ソフト面のPRについてですね。これについては、この議場の中で町長が答弁されておりますので、持ち帰らなくても担当課長がいらっしゃるわけですから、これについてはすぐに取り組むことが可能だと思うのですね。予算が特別かかるわけではありませんし、ソフトの充実ですね。 今回、遊具については広報紙でPRしたということですけれども、ホームページにも、それも遊具はふえているという部分というのは多分載っていないと思うのですね。それも載せるべきだと思いますし、この公園の案内についても町のホームページを見て、町のプロフィール、そして公共施設、公園案内というような流れになります。暮らしの情報、子育て・教育、それから公園案内ということで、随分、下のほうに隠れているのですね。こういうような新しい遊具を立てました、つくりましたということであれば、お知らせトピックスとかそういう部分で、こういうのができたのだというのをわかるような、そういうような表現の仕方というのはすごく大事だと思うのですよね。ずっと奥のほうにしまって、その引き出し、なかなかあけられないものですから、公園の利用も町の人だけではなくて、近隣の方も遊びに来るわけですから、そういうのにちょっと配慮していただきたいと思うのですけれども、このソフト面の取り組み、これについて再度お願いしたいと思います。 それと、3点目の景観地区の関係なのですけれども、これについては、まだ高さを町として議論をしていないということですね。これから開発事業者の中の全体計画なんかを参考にしながら、高さを決めていくということで、これについては町が主体的にこうするのだという、そういうコンセプトを持ちましょうということを当初、町長は言っていらっしゃったので、別に事業者の意向に沿って高さ決める必要はないので、この地域にどういう建物が、どういう景観が必要なのかというのを議論して、その中に事業者の方も入ってもらうのが、普通の行政の進め方だと思うのですよね。 これも午前中からいろいろありましたけれども、何か事業者優先的なそういうようなにおいがすごくしますので、やっぱり町としてこの景観を、このリゾートをどういうふうに景観をつくっていくのだというそういうポリシーだとか、そういうコンセプトが非常に重要でありますので、それは主体的につくっていかないといけないと思うのですよね。それについて、再度、御答弁願いたいのですが、これらについてはいろいろ議会でも議論をしながら、この景観条例はできたわけですから、それから既に、先ほど町長もおっしゃっていましたように、もう8年も経過していますので、いろいろな修正点等これあると思うのですけれども、その辺も含めながら検討していかないとならないし、これには役場庁内だけではなくて町内の方ですとか、民間の方の参画も必要だと思いますし、景観審議会があるはずなので、その辺ときちんと連携しながら進めていっていただきたいと思います。 再度、御答弁願いたいのですけれども、その現状の段階では既に今回、出されたホテルとレジデンスが5階と9階ですので、それについてはもう事業者のほうでは来年着手するということですので、既に確認申請とか開発ですとか、その辺もどんどん進んでいると思うので、今さら高さを変えるなんていうことはできないと思うのですよね。ですから、それについてはもう受け入れざるを得ない、そういうような認識を持っているのか、その辺をちょっと確認しておきたいのですよね。 ですから、昨年、早く指定、高さを、コンセプトを提示して、そして協議してくれという話をしていたわけです。それを全然やっていないということにつながると思うので、その辺きちんとはっきりさせてください。 4点目の木材利用促進の推進会議については、庁内で設置されたということですが、これには民間の方も入ると思うのですけれども、再度、その構成員、それと推進会議の目的等お示し願いたいと思います。 それと最後の5点目なのですけれども、情報共有、住民参加のルール化については、町長はつくるということで御答弁いただいて、再質問の中でどの担当課がやるのだと、聞かなくてもいいことを聞いて、いつまでやるのだということまで、この定例会で聞かさせていただきました。 そこではきちんと総合政策課が担当して、9月までに早くつくってやるということでありました。それがまだ素案が終わっている段階で、これからヒアリングをかけてというようなことで、町長が自信を持って9月までにつくるぞと言っていたことが進んでなかったということでありますので、それらについては早急につくっていただきたいのですが、これも役場庁内だけではなくて、住民との情報共有でありますし、住民参加のルールでありますので、マニュアルをつくるとき、きちんとできてしまってから委員会に提示するのではなくて、できる前に原案としてはこうあったのだという、素案ができたら早急に担当委員会に出していただいて、その中に議会としての意見、町民の代表でありますので、その意見もくみ入れてやっていただきたいと思うのですね。それでないと、行政側の都合のいいようなルール、マニュアルになってしまう可能性もありますし、やっぱり町民を参加させたり、情報共有するということですので、町民の方もそれに納得するようなルールなりマニュアルをつくっていただきたいと思いますので、それについては早急に素案を出していただいて、担当課とのヒアリングと並行に町民の意見を聞いていただきたいと思います。再度、御答弁願いたいと思います。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、再質問に対してお答えをしたいと思います。 農業戦略も昨年4月に立ち上げしまして、これ以外にも米の販売、町内で店におろして倶知安のお米も販売してなかったというのは、新たに取り組みして地元の地産地消という観点での取り組み。 それから、先般でありますけれども、JETRO・羊蹄輸出協議会というのを立ち上げまして、町内、管内、羊蹄山麓の農産品についての域内の利活用、特に外国人観光客が非常に多いということ含めて、観光客への交流、観光客に対する食の提供も含めて域内の循環、あるいは加工等も含めて高めていく。一方で、そういうニーズを踏まえて海外にも輸出していこうという形で、協議会が立ち上がった。少しずつでありますけれども、形がようやく見えてきてはいますけれども、本町としてのさらなるしっかりした取り組みについては、よりしっかりと取り組んでいかなければならないというふうに思います。 高収益野菜の今の取り組み状況については、担当から説明させていただきます。 それから、公園遊具につきましては、昨年度、本年度と、旭ケ丘に大型遊具を設置しているところでありますけれども、事業についてはしっかり、今、進めておりますけれども、ソフト面でのホームページのアップができてなかったと。これらについては早急に、昨日、提案されて勉強会の中でも、これはすぐできることであるので、早急に直していただきたいということをお伝えをしてございます。 それから、景観地区の高さについてでありますけれども、町としての考え方、コンセプトについてしっかり示した中で決めていくべきでないかということで、私もそういう思いではございます。 ひらふ地区につきましては、高さ22メーターを決めるに当たっては、立木の高さに、成長した立木の高さに同じか、もしくは埋もれる程度の高さのコンセプトとして、ひらふの高さの最大を決めてきてございます。花園地区につきましては、いろいろな地形が入り組んでいるということもありまして、担当のほうでもどういうようなコンセプトにするかということで、今、検討しておりますけれども、土地の形状、それから後背地と山並みの調和、まさしくそういうことでのコンセプトになるのではないかなというふうに、担当レベルでは今ちょっと話をしておりますけれども、今後、今、1期目、それから2期目の中でも駐車場あたりの地形上の場所によっては、非常に高い建物は圧迫感があるということも考慮しつつ、一律の高さなのか、あるいはそのあたりも整理しながら高さを決めていかなければならないと。 これらについても一つのコンセプト、先ほど述べたような感じでこれから、今、審議会の客観的な意見も踏まえて、今月中旬には開催するということでありますので、それら含めてしっかり取り組んでまいりたいというふうに思います。 四つ目の木材利用の検討推進会議の設置につきましては、まずは町内での公共建築物における地域材の利用の促進を図るという形での体制をつくるという形で、ことしつくらさせていただきました。メンバーについては、担当課からお知らせをさせていただきたいと思います。 また、昨年12月でありますけれども、ほかの議員からも円卓会議ということで、管内のいろいろな広域で生産者から、建築士から、建築される方が、さまざまな観点で組織して立ち上げしたらいいのではないかということで、これについてもようてい森林組合に組織の立ち上げをしてお願いした。「どうでしょうか」というところ、余りいい返事が返ってこなかったということでありますけれども、先般、7月25日に森林関係事業者、行政関係者、試験研究機関等が一体となり、後志の木材利用を進めることを目的にしりべしくつろ木の会の設立もされたということで、榊議員も十分御承知のことと思います。 本町もこの組織に参加しており、今後の活動に期待しているところであります。ちょっと円卓会議みたいのはできなかったのですけれども、今のこのくつろ木の会をうまく活用しても、十分同じメンバーに匹敵するのではないかなというふうに認識をしてございます。 最後に、五つ目の情報共有と住民参加のルールでありますけれども、9月ということで、今月末までには何とかつくり上げていきたいなというふうには思っておりますけれども、課のそれぞれの事業の中では、もう少し詳細なルール、決めがけをしておかないと、意見も踏まえた中で素案を、ルールの案ができないということでありますので、ヒアリングを踏まえた中で進めさせていただきたいと思います。 ある程度、形、それですぐ行くというわけでありません。1回、形をつくって案を出して、また、総務常任委員会の中でも提案させていただきますので、また、その時点でさまざまな御意見入れて、ちょっと修正してルール化して、今後の事務事業にしっかり取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(盛多勝美君) 福家農林課長。 ◎農林課長(福家朋裕君) それでは、榊議員からの再質問に対しまして御答弁申し上げます。 まず一つ目の農業の関係でございます。 高収益野菜の試験結果につきましては、まだ協力をいただいている農家の方から、結果の報告書をいただいておりませんけれども、この報告書の内容につきましては、作物ごとに種をまいた時期、収穫をした期間、また、作物に与えた肥料の量などを報告書でまとめて出していただきます。 あわせて、それにかかった種代とか肥料代も経費として、幾らぐらいかかっているのかということを情報としていただき、それらを結果がまとまり次第、関係機関と協議をして、今後の取り進め方を検討したいと考えております。 それから、四つ目の木材利用検討推進会議の構成員の関係でございます。 先ほど、町長から申し上げたとおり、会長につきましては副町長で、構成員として総務課長、住民環境課長、農林課長、建設課長、水道課長、学校教育課長の6名で構成する組織となってございます。 以上でございます。 ○副議長(盛多勝美君) 榊政信君。 ◆12番(榊政信君) 再々質問になるのですけれども、農業戦略係の関係はわかりましたので、これから戦略ということで冠上げていますので、その担当課だけが頑張るのではなくて、農家の皆さんとともに戦略を練ってやっていただきたいと思うのですが、そういうような考え方でいいと思うのですけれども、どうでしょうか。担当課だけで進めていくのか、農家の方も含めながらやっていくのか、それだけちょっと確認させてください。 それと、あとは花園の景観の関係なのですけれども、最後に今回説明があった高さについて、事前の協議をどのように行われたのか、そして高さがどういう高さが提示されたのか、それだけ確認させてください。 それと、情報共有と住民参加のルールについては、9月まだあと10日少々あるということで、その中である程度固めていくということでありますので、委員会にもきちんと提示していただけるということでありますので、そのとおりに進めていただきたいと思います。 これは、これからの行政の運営の中で、すごく重要なことになると思うのですよね。何を進めるにおいても町民の方に情報を発信しながら、そして住民も参加しながら進めていくということにつながりますので、そこはきちんと今後それにのっとって皆さんやっていただきますので、きちんとしたマニュアルをつくっていただきたいと思います。 何点か質問しましたので、御答弁願いたいと思います。 ○副議長(盛多勝美君) 小西まちづくり新幹線課主幹。 ◎まちづくり新幹線課主幹(小西慎一君) 先ほどの高さについての御質問なのですけれども、当初、示された計画については、55メーター前後だったと思います。それで町場の自然景観に配慮した建築物を計画してほしい旨の協議を何度かにわたり、事業者側と協議を重ねてまいりました。 今回示された高さについては、最高で43メーターという話でございます。それで花園ビレッジの高さについては、今後、景観審議会の意見を踏まえながら、他の地域の修正点も何点かありますので、あわせて取り組んで行きたいというふうに考えております。 以上であります。 ○副議長(盛多勝美君) 福家農林課長。 ◎農林課長(福家朋裕君) 戦略を立てる上での考え方でございます。 これはもちろん担当のみならず、当然、生産する農家の方の御意見も聞きながら進めてまいりたいと思います。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 情報共有と住民参画のマニュアルのルール化につきましてはしっかりとつくって、また、委員会に報告して、それに基づいた事務事業に当たっていきたいというふうに思いますので、ルールが、マニュアルの素案ができましたら総務委員会に諮って、またいろいろ御意見聞きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(盛多勝美君) 榊政信君。 ◆12番(榊政信君) ありがとうございます。 再々質問してしまいましたので、この件に関しましては質問できないのですけれども、高さを先に聞けばよかったのですけれども、43メーターということですね。審議会に諮るということなので、諮問するのか、その辺ちょっとわかりませんけれども、質問できないので、次の質問に移ります。 2点目の質問になります。 水資源保全の取り組みについてということであります。 平成24年4月に、北海道水資源の保全に関する条例が施行され、本町には尻別川より羊蹄山側に高砂地区、ひらふ1号、2号井戸地区、豊岡地区の3カ所の水資源保全地域が指定されております。しかし、尻別川の西側のニセコアンヌプリ側にある水源には、地域指定がかけられておりません。これまで平成25年9月の私の質問や平成26年6月の田中議員の一般質問、また、ことしの予算審議議会におきましても新たな水資源保全地域指定や町独自の自主条例制定に向けた提言や提案が行われてきました。 福島前町長時代の平成25年には、ワイスの水源は国有林内にある、冷水川の水源は国定公園内にあり、関係法令による規制があるので、地域指定を見送ってあると、そういうような答弁の後に、尻別川の西部地区、樺山ですとか山田なのですけれども、に地域指定が必要との指摘もあるので、上水道水源に限らず、その必要性について今後精査してまいりたいと。また、本町としては、現時点での独自の条例制定は想定していません。けれども、北海道の条例施行による取り組み状況や本町の地域事情、国の法整備検討の推移を見ながら、引き続き研究を続けてまいりたいとの答弁でありました。 研究を続けてまいりたいということですので、なかなかすぐ取り組んではいないと思うのですけれども、平成26年の田中議員の質問に関しましては、検討を整理するため、できるだけ早い段階で、できれば今年度中をめどに取り組んでまいりたいと、一歩進んだ答弁がありました。 しかし、西江町長となった本年度の予算審議では、実際の現況を十分しっかり把握するということが、まず何よりも町行政として一番大事なことだと思いますので、それに対応した取り組みを行うことで進めさせていただきたいと、担当課長が答弁を行っております。 ということで、まだ現況の把握も十分行われてないというのが御答弁でわかったのですけれども、この水資源保全全国自治体連絡会にも今回加盟するという本町でありますので、水資源の重要性については、十分認識されておると思います。そこで再度、今後の水資源保全の取り組みについて、具体的にお聞かせ願いたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、榊議員の水資源保全の取り組みに関する御質問にお答えします。 北海道水資源保全条例に基づく水資源保全地域については、本町では住民生活に極めて重要な水道事業の上水道水源に関しましてまず検討した結果、高砂、豊岡、ひらふ1号・2号のいずれも羊蹄山側に位置する3地区を提案し、平成24年10月、指定を受けたところです。 水道事業の上水道水源のほかに、ニセコアンヌプリ側にワイス水源、冷水川水源の2カ所がありますが、ワイス水源については国有林内であること、冷水川水源については国定公園内にあり、水源の山側後背地の大部分が町有地等の公有地で占められていることなどを踏まえ、提案を見送った経過となっています。 道条例に基づく地域指定に当たっては、条例第17条第1項において、公共の用に供する水源に係る取水地点及びその周辺の区域と規定され、逐条解説で公共の用に供する水源とは、市町村水道事業者、工業用水道事業者、土地改良区、広域水道事業団など、公共団体及び公共的団体が公共の利用に供するため取水している水源を想定しているところです。 こうした趣旨を踏まえた上で、これまで議会において種々御指摘があった箇所等そのほかの公共用水源について、鋭意状況、課題を整理し、検討を進めていきたいと考えています。 自主条例については、羊蹄山麓地域において、ニセコ町に続き平成25年3月に京極町が水資源保全条例、平成26年3月に真狩村が地下水保全条例を制定しているところです。いずれも地下水取水の許可制、許可を受けずに井戸を掘削した場合等への罰則を設けた内容となっています。 本町としては、これまで議会での議論経過を踏まえ、また、近隣町村の条例の運用状況の調査を進めながら、その必要性について検討していきたいということで、今もその状況となってございます。 また、農業用水としての花園牧場の水源についても今後追加指定するということで、今、今後の土地取引の動向を見据えると、ほかに優先して作業を進めていきたいというふうに考えてございます。 また、民間の施設では、議会でも言われていますけれども、東急の花園水源、それから泉郷の水源の指定につきましては、民間事業者が取水し、自社造成地区内の給水をする形態ということで、道条例による17条第1項として見ると、想定しているものではないというふうに認識してございます。さまざまなそれら含めて、今後も整理して検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上、答弁とします。 ○副議長(盛多勝美君) 榊政信君。 ◆12番(榊政信君) それでは、再質問させていただきます。 今の町長の御答弁では、花園水源については追加する方向で、今、検討しているということでよろしいですね。民間の施設ということで、花園地区、ニセコ高原リゾートの部分の湧水、それと泉郷の地下水ということで、これらについては泉郷の地区の住民の皆さん向けの水道であるということで、公共でないという認識でありますけれども、そこに住まわれている方はきちんと固定資産税も払っておりますし、公共というそのとらえ方ですよね。そこに住んでいる方は町民でありますし、それぞれの水源、水の給水を守るのも町の役目だと思いますので、民間の方が使っているからということではなくて、そこにはさまざまな方が住んでいるわけですから、その方たちは町で生活しながら、買い物しながら生活するわけですから、それらの方たちの水も守るのが、行政としての役割ではないのかなと思いますので、民間でやっているから関係ないのだ、公共ではないのだというような考え方は改めていただいて、こういう水資源についてもきちんと検討していただいて、確保するようなそういうような施策を打っていただきたいと思います。まず、それが1点であります。 平成26年7月1日に、水循環基本法というのが国で施行されました。法律ができました。昨年、平成27年7月10日には、水循環基本計画が閣議決定されて、昨年から8月1日は「水の日」ということで決められております。この水循環基本法について、町長はどのように考えているか、お聞かせ願いたいと思います。 これについては、これまで北海道ですとか、多くの他府県が行っています水保全条例とリンクする、それの上位法律になろうかと思いますので、その辺の認識を再度お聞かせ願いたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 榊議員の再質問にお答えしたいと思います。 1番目の農業用水については、花園牧場についてはしっかり今後、追加指定をしていきたいと思います。 2番目の民間の専用水道についての道条例の指定に該当しないのではないかということでちょっと認識しているのですが、再度、これについてもう一度そういうのも入れるべきではないかという点については、道と確認して、また、お答えをしたいというふうに思います。 3番目の水循環の基本計画の8月の水の日ということについては、ちょっと私は認識しておりません。申しわけございません。担当課のほうからちょっと、わかっていればお答えをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(盛多勝美君) 環境対策室長。 ◎環境対策室長(沼田昭宏君) 私も正直不勉強なところがございますが、法律の趣旨をお話すればよろしいですか。(発言する者あり)また、その点についてちょっと不勉強なところがございますので、はっきりとはお答えできません。申しわけございません。 ○副議長(盛多勝美君) 榊政信君。 ◆12番(榊政信君) この水循環基本法の関係なのですけれども、これの法の第15条の中に、水の適正かつ有効な利用の促進等とあります。文言いろいろあるのですけれども、ちょっと読みますか。 「国及び地方公共団体は、水は国民共有の貴重な財産であり、公共性の高いものであることに鑑み、水の利用の合理化、その他水を適正かつ有効に利用するための取り組みを促進するとともに、水量の増減、水質の悪化等水循環に対する影響を及ぼす水の利用等に対する規制、その他の措置を適切に講ずるものとする」というような規定がありますので、ですから先ほど言った民間の給水であろうが、これは循環して川に流れてまた雨となって戻ってくるということですので、全ての部分について水を大事にしましょうという考えです。 この基本理念につきましては、水循環の重要性、水の公共性、健全な水循環への配慮、流域の総合管理で、水循環に関する国際協調というような五つの項目を基本理念として定められたものです。 この水循環基本計画には、流域水循環協議会、あるいは地下水協議会の設置に努めるというようなことがあって、これはまだ始まったばっかりなので、国のほうである程度何点か先進的な部分を選んで、それで協議会を立ち上げながら進めていくと思います。その中で、いずれは本町の尻別川だとか、その流域でもこういうような協議会を立てながら、水循環をきちんと守っていきましょうというようなそんな動きにつながっていくと思うのですね。 ですから、今、町長が御答弁されたように、花園の農業用水源にしてもあと、今言った民間の施設の水源にしてもきちんと町で守っていくという、そういう責務が町にも与えられたということですので、ちょっと勉強してやっていただきたいと思います。 これについては、以上で質問を終わりますので、そういうようなことでありますので、きちんと取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○副議長(盛多勝美君) これにて、榊政信君の一般質問を終わります。 阿部和則君の質問を許します。 阿部和則君。 ◆13番(阿部和則君) 通告に基づきまして、町長に2問、質問をいたします。 初めに、土地ミックスということですけれども、このミックスについては、今までテナントミックスだとか、住宅ミックスとか、ミックスシリーズで随分質問をさせていただいておりますので、何のことかなということではないと、わかっていただいていると思いますけれども、白樺団地、平成25年に宅地の分譲が始まりました。当初は、全く売れませんでした。しかしながら、このところの宅地の需要の高まりと土地の安さから、18区画中16区画が売約済となりました。この一、二年で本当にぱっと売れたということですね。 16区画の売約価格の合計6,360万円となりまして、インフラ、結構お金かかったと記憶しています。3,000万円、4,000万円ぐらいかかったかもしれませんね。そのインフラの整備費を補うとともに、定住・移住人口の増加に今、貢献をしていただいております。しかもこの宅地は、町内業者に限定しておりますから、その経済的な波及効果、大きなものがあります。 仮に、1軒当たり2,500万円平均で家を建てていただいて18区画建つと、4億5,000万円という数字になりまして、今年度の羊蹄団地の営繕事業が一番大きい金額で、1億5,000円ぐらいの契約でしたよね。ですから、その公共事業という観点からも、非常に大きな効果があると考えております。 平成24年に山田204番地、さっき随分いわくつきの土地になっているようですけれども、とりあえず売れました。2億500万円で。それが、これもちょっと問題だったのですけれども、中核施設の建設、一応資金という位置づけになっているのも御存じのとおりです。 我が町、前回の定例でも取り上げましたけれども、とんでもない建築ブーム、アパートから一戸住宅から何からかにから起きています。個人や企業が必要とする土地を提供していただいて、それを元手に次の施策の原資にしていただくということができる、全国・北海道でも数少ない自治体になっています。財政にゆとり、いつもないのですけれども、いつもないのですけれども、ゆとりのない中でもって、今、具体的なまちづくりあちこち始まっていますけれども、多方面にわたって始まっていますけれども、新たに財源を確保するための有効な手段と考えております。 それで町有遊休地を必要な人や企業に売却し、その益金でまちづくりに必要な土地を確保する、いわゆる土地ミックスを積極的に進めるべきと考えまして、次の質問をいたします。給食センター、3保育所の跡地も含めた町有遊休地、このほかにたくさんまだあると思うのですよね。ありますけれども、代表的な思いついた土地ということで、これをぜひとも町民向けの分譲地として活用していただきたいと思います。 二つ目として、駅周辺のまとまった民有地を先行取得し、再開発の拠点とすべきと思っておりまして、つい最近、道新の記事に函館の駅前の再開発、1回頓挫しましたけれども、ようやくめどがついたということで、これ3,000坪くらいのところに大和ハウスが総事業費50億円投入して、今、いろいろ再開発するということも載っていました。 倶知安も言うまでもなく14年後に新幹線が現駅に乗り入れてくるわけですから、土地があっての話になります。ですから、民間の土地が、どことは言いませんけれども、もしめどがついたら先行取得しておくことも必要な時代になっているのだなと思います。ということで、質問にお答えをいただきたいと思います。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、阿部議員から質問ありました、土地ミックスについてお答えをいたします。 一つ目の給食センターや3保育所の跡地を含めた町有遊休地の活用計画についてお答えをいたします。 まず初めに、現在の学校給食センターの跡地利用についてですが、平成29年3月までは現在の学校給食センターでの調理が必要になることから、29年度以降の解体を計画しています。解体後の跡地は、倶知安町都市計画において第1種住居地域の用途指定を受けている場所であることから、定住促進のための宅地分譲など本町の人口減少緩和につながる施策のための活用が考えられます。 続きまして、倶知安保育所、みなみ保育所の跡地利用についてですが、倶知安保育所は昭和45年、みなみ保育所は昭和50年に建設された施設であり、今日に至るまで部分改修を繰り返しながら使用してきましたが、大規模な耐震補強改修などが行われていないため、災害時の安全性の確保の観点から、統合保育所に関する特別委員会などで取り壊しを表明しております。 取り壊し後の跡地利用につきましては、倶知安保育所の跡地は、公園や道路、狭隘する中学校の駐車場など、地域の生活環境整備に重点を置いた利活用を考えているところです。みなみ保育所の跡地については、周囲が住宅地域となっていることから、地域と調整を図りながら、定住人口促進策として宅地分譲を考えているところです。 八幡保育所につきましては、地域より八幡地域センターの新築について、以前より要望が出されていることから、地域センターとしての機能や本町の基幹産業の一つである農業の拠点として、担い手育成や農業研修の施設なども考えられます。いずれにしましても、学校給食センターと現3保育所の跡地利用につきましては、慎重な検討を行い、検討経過については所管委員会に報告しながら、有効な利用方法を決めていきたいと考えております。 本町が、本年2月に策定した倶知安町人口ビジョンでは、2040年の目標人口を社人研が推計した1万1,631人より3,698人多い1万5,329人と設定しています。14年後の新幹線開業と高速道路倶知安余市道路及び倶知安インターチェンジの整備によって、本町は札幌市への通勤・通学圏となるため、本町へ転入し、札幌市や小樽市などへの通勤・通学をする住民が増加することが考えられることから、その受け皿として町有遊休地が将来的に活用されることが考えられるほか、道路用地や雪捨て場としての利活用なども考えられます。 そのため、阿部議員が提案する町有遊休地の売却による新たな財源確保という観点も十分に考慮しつつも、本町の将来展望を見据えながら、慎重な検討をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 続きまして、二つ目の駅周辺のまとまった民有地を先行取得し、再開発の拠点とすべきではという御質問にお答えします。 町内市街地においても新たな用地の取得が難しい状況で、需要が推移していると感じているところであり、今後、必要となる用地について先行取得することも検討する余地があるものと考えております。しかし、再開発や民有地取得については、新幹線まちづくり検討委員会、中心市街地活性化基本計画、商工会議所主催による倶知安まちなかにぎわいプロジェクト委員会の議論等により示される方向性をもって、慎重に検討に入りたいと考えております。 また、民有地取得に当たっては、土地開発基金を活用する手法も考えられますが、対象となる土地の範囲は公用、もしくは公共に供する土地、または公共の利益のために必要な土地となっており、その取得目的についてあらゆる角度から検討し、可否について判断することが必要であると考えているところです。 なお、再開発やまちづくりのための民有地取得の判断に当たっては、民間の力をどのように生かすかが重要な要素であることから、町内の活力ある起業者の台頭に期待しておりますので、皆さん方の御協力をお願いいたします。 以上、答弁とします。 ○副議長(盛多勝美君) 阿部和則君。 ◆13番(阿部和則君) みなみ保育所と給食センター、宅地分譲として考えられるということで、やるということではないのですけれども、私が言うまでもないのですけれども、今、黒松内、土地分譲やっていまして、150坪ただ、300坪になると100万円で、もうさすが売れたみたいですけれども、知っているとおり、オホーツクのほうの中頓別だったかな、とにかく道内の自治体も破格の値段でもって、坪3,000円だとか5,000円でもって、随分、定住・移住促進やっている。各町村のホームページ開けば出てきますけれども、それでも売れない、来ない、でしょう。現実は。 白樺団地が当初、坪3万5,000円、高いと、何ぼ町長が不動産屋さんだって、それ勘定間違っているという話もあったのです。事実でなくて。それが、今、3万5,000円から4万円台でもっても完売に近いということは、今、倶知安町が土地を用意すれば、ある程度のそのくらいの坪数、坪単価で用意すると、間違いなく売れるということなのですね。ですから、ほかの自治体が苦労して苦労して安くして、ただでやっても売れないけれども、倶知安町はある程度当たり前の価格でも売れるという状況下にあることをまず認識いただかないとだめだと思うのですね。 これは、税務課へ行って聞きてきました。うちが宅地分譲して1戸建つと、当然、働き手が一人か二人、そこにお父さんかお姉ちゃんか2者いたとして、働き手が一人いると大体町民税が、年間で10万円ぐらいふえるのですよ。でこぼこありながらも平均すると、1人、10万円ぐらい払ってもらえるのですよ。固定資産税、これだって木造ですから少しずつ下がりつつも、大体1軒10万円払っていただける。そうすると、1戸建つと黙っていてもという言い方変ですけれども、黙っていても歳入に20万円貢献していただけるのですね。 歳入の話すると、前回でもって余り歳入ふえると地方交付税減らされるから、ちゃらでいいんでないのだという話あったのですけれども、気になって調べましたよ。そうしたら、ここに倶知安町の財政状況という冊子ある、これ去年つくりましたね。10年前に実を言うと、町税が18億400万円あったのですね、町税。柱である町民税、固定資産税、町民法人税というやつですけれども、その当時、国からの仕送りも26億と7,800万円ありました。交付税。これが10年後の25年になると、大分稼ぐようになったのですね、倶知安も、21億800万円、10年で3億ぐらい町税ふえたのです。交付税、さぞかし減ったのかというと、そんなことないのです。26億4,200万円ですから、10年で3,000万円しか減ってないのですね。だから、稼ぎが3億円ふえて、国の仕送りが4,000万円しか減らない、3,000万円より減っていないというのが統計で出ています。ですから、表現は悪いのですけれども、稼げるうちに稼いだほうが得ということになるのですね。 さっきの話に戻りますけれども、今、自治体として全国で稼げる自治体、本当に数少ないうちの一つ。ですから、みなみ保育所、分譲考えていますとかそういうようなことではなくて、積極的に進めて土地が売れて、これ大事。土地、300万円、400万円で売って、さっき財政の主幹に確認したら、交付税減額の対象になりません。だから、自主財源として100%使えるということでしょう。 だから、1区画、百二、三十坪で4万円で売って、400万円前後ぐらいを20区画売ったら、8,000万円がまるっきり歳入に入ってきて、それを施策、あるいは事業に振り向けができるということですよ。だから、金がないから、きのうからの質問、出ていますよ。教員住宅も古いまんまだ、じいちゃん、ばあちゃん、せっかく阿部議員が住宅ミックス、住宅ミックスとうるさいから、若い人と年寄りの住みかえ事業もことし始めたけれども、肝心かなめのじいちゃん、ばあちゃん、どこに行けといったって行くところがないの。ですから、そういうものを基金というか、事業資金として活用するためにもぜひとも宅地分譲も含めて、企業・会社に対しても必要でない土地は買っていただいて、自己資金に充てると。 先週の振興局の局長も言っていましたでしょう。それこそ京極でやった自民党の第4選挙区の移動政調会で、倶知安町さんに売る道の団地二つ用意しているって、金額はわかりません。町長は知っているかわかりませんけれども、そうしたらちょっと頭ひねったら、倶知安の場合、今、1億円や2億円稼げるのですね。さっき田中議員の質問聞いて、びっくりしましたけれども、スキー場にある河川敷4億円、あれだって財産の処分ですから、まるっこですよ、まるっこ。 ですから、ちょっと一ひねり二ひねり発想を変えることによって、何でもかんでもできるような倶知安町に変えれる今、可能性がある自治体ですから、ぜひとも町の分譲地として考えるだとかそんなのではなくて、やるという答弁をもう一度強要したいと思います。 駅周辺のまとまった民有地先行取得って、ちらっと土地開発基金、初日の議会でも触れましたけれども、1億2,000万円持っているのですね、現金で。年間の利息300円だか400円、わかりませんけれども、総務課長、責めるわけでないのですよ。僕の質問で、さっき公共の使途に値するようなものであれば、先行取得もあるのだという中でもって、土地がかなり値上がり、値上げが見込まれる場合も該当すると言ったの。言ったのだ。訂正するなら後から訂正してもいいけれども。 まさしく駅前の土地も知っているとおり、今、物すごい価格、値上がりしています。今月いっぱいで、長くやっていたクリーニング屋さんも閉めるという話も聞いていますしね、そうすると陸続き、またなるのですね。長くやっていた靴屋さんも、閉店セールやっていますでしょう。あれ靴屋さんだけでないのですよ。裏のそば屋さんから、横のラーメン屋さんからずっとあるのですね。ですから、もうちょっとその辺、駅通り再開発する。 会議所もやっていますけれども、新幹線まちづくり協議会も、初めて僕も出させていただきましたけれども、3年前から余り進んでいないのですね。ですから、その議論の推移を待ちながら、整合性をとったまちづくりを進めるためにもという話、答弁ありましたけれども、そんなことを待っていたら、もう新幹線来てしまいますよ。 ですから、今言ったように、日々、駅前の土地動いています。ですから、その辺もう1回調査していただいて、将来ここに何をつくる、何を建てる、公園にするにしてもいいのですけれども、もう一度その辺を調査して、きちっとした計画なり、考えを持っていただきたいと思いますけれども、これはいいです。お願いですから。宅地分譲にこだわりますから、宅地分譲、町長の意思だけ確認させてください。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 1番目の公共用の今の保育所と給食センター跡地の部分については、特別委員会でも言いましたけれども、その跡地についてはそのままにしておかないで、宅地分譲としていきたいという提案しています。その方向で、議会でも皆さんよろしければ、ここについては早急に解体後には売却をして、宅地分譲として売っていきたいなというふうに思っています。 一括売ったほうがいいのか、ある程度道路整備して分譲して売ったほうがいいのか、分かれるところでありますけれども、ちょっとそのあたりだけは今後どのようにして、民間の活力でやるのか、町がやって分譲してくっちゃん型住宅でやるのか、ここのところをちょっと整理しないといけないなというふうに思っています。その方向で前向きに、ここについては寝かさないで宅地分譲にしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 あと、2番目については、まさしく駅前の今後の再開発、民間のこういう方向性も少し視野に入れながら、先行取得については開発基金もありますけれども、土地開発公社がありますので先行取得して、そういうのをある程度見越して買うというのもありだと思いますので、今後、ちょっといろいろと検討して対応してまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○副議長(盛多勝美君) 阿部和則君。 ◆13番(阿部和則君) 私が言うまでもなく、歳入の柱、町民税、固定資産税、町民法人税、これふやすのは簡単なのですね。まず働き手をふやして、家や建物を建てていただいて、そして会社、商店がもうかる仕組みをつくるということが、今の倶知安町できます。全てできます。ですから、何とかプラスのスパイラルをつくるようにこれからお願いして、1問目を終わりたいと思います。 2問目、重苦しい雰囲気の中で、これで一般質問も終わりますけれども、最後ふさわしく楽しい夢のある、これからの倶知安町を象徴するような質問で終わらせていただきたいと思います。 新しいキャッチコピー、キャッチフレーズというところもありますけれども、キャッチコピーについて伺います。 スキーの町倶知安、昭和47年に宣言式が行われた際につくられました。もう長く長く町民に親しまれてまいりまして、ただ、時代が変わって、14年後に新幹線開業、高速道路の開通、冬季オリンピック・パラリンピックを迎えることとなっていまして、新しい時代を迎えるに当たって、町民が未来に希望を抱き、町内外にも倶知安町をPRするためにも、新たなキャッチコピーが必要と思いまして、いかがでしょうかという質問です。 つい最近、北海道新聞に載っていました。道も変えましたね、「その先の、道へ。北海道」何のことかちょっと理解できないのですけれども、変わったのですね、「試される大地」ね。「その先の、道へ。北海道」、何か微妙に句読点ついたり、丸ついたりして、バックに新幹線だったか、新幹線だよね。新幹線、どかんと写真あって、しつこいけれども、「その先の、道へ。北海道」、公募でこれが採用になったのですね。 自分なりに考えてみました。ですから、北海道にまねするわけでないですけれども、新幹線どんとあって、写真あって、リゾートニセコが急接近とか、いろいろとあると思うのです。考え方はね、いろいろアイデアあると思う。必要ではないかと思って、答弁をお願いいたします。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長
    ◎町長(西江栄二君) それでは、阿部議員の新しいキャッチコピーについてお答えいたします。 自治体におけるキャッチコピーは、その町のイメージや特性、目指すべき姿を町民と共有するとともに、町内外にPRするための役立つ手段の一つと考えております。 本町では、昭和47年にスキーの町宣言をしているほか、総合計画策定時にはその副題として、第4次総合計画では「鮮やかに人と自然が輝く羊蹄中核都市」、現在の第5次総合計画では「ふれあい豊かに質の高い暮らしと文化があるまち」を本町が目指す町の姿として掲げております。 また、北海道では、本年8月、新たなキャッチフレーズ「その先の、道へ。北海道」を発表したほか、道内においては策定中を含め71の市町村において、総合計画の副題とは別に一貫したキャッチフレーズを決定し、使用しています。 後志管内の状況としては、京極町が「名水の郷きょうごく」、仁木町が「果実とやすらぎの里」、余市町が「青い海と山海の幸に恵まれた毛利衛宇宙飛行士誕生のまち」、赤井川村が「水清く味覚豊かなカルデラの里」の4町村がキャッチフレーズを使用しています。 キャッチフレーズやロゴマークなどは、視覚的に町のイメージや特性を表現することで、町内外に本町をしっかりと認識してもらうための有効なツールであり、特に外国人観光客が多い本町においては、英語標記のキャッチフレーズなどは重要なマーケティングツールになり得るものと考えますが、北海道を初めとして多くの自治体が抱えるどのように浸透させていくかという課題に対しては、しっかりと戦略を持って取り組む必要があると考えます。 これらのことを踏まえ、本町におけるキャッチフレーズについては、来年度から策定作業が始まる第6次倶知安町総合計画で、今後のまちづくりを見据えた中で検討し、総合的な判断のもとでその作成について答えを出していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上、答弁といたします。 ○副議長(盛多勝美君) 阿部和則君。 ◆13番(阿部和則君) 何もお金かからないから、すぐやるという答弁かなと思ったら、第6次総合計画でもって考えると。総合計画の副題といったって、もろ行政用語でしょう。あんなもの、あんなものと言ったら失礼だけれども、しょっちゅうお互いに本州へ行く機会多いけれども、名刺出したって、何と読むのですかと、倶知安の中の後志だってわかりませんよね。ごし。 何というかというと、場所もわからなければ、読めもしないと、地名。だからニセコスキー場と言うと、「ああ、今をときめく」と、こうなるのですよ。だから、少なくとも名刺1枚出したときに、倶知安町が北海道のどこに位置して、読めないのはしようがないにしても、場所ぐらいわかってもらうような何かキャッチフレーズ、さっき言った新幹線に何かもじったようなニセコだとか入ったやつを、今もうつくらないと、後ろで外野席何か言っていますけれども、何でもいいと思うのだ。 それこそ特別委員会もつくるのでしょう。新幹線だとか、まちづくりに、だからない頭でみんなで考えてもらってもいいし、だから町民に公募というのも余りいい方法でないと思う。決まり切ったフレーズしか出てこない、だからかえって子供とか、中学生とか高校生も含めた形でもって、みんなに1回簡単な話だもの。町広報に、倶知安町では14年後の新幹線、オリンピック出したらまずいかな、まだ、見据えた未来に夢あるキャッチフレーズを募集していますと。せいぜい採用になった方には商品券でもいいし、図書券1枚でもいいと思うのさ。だから、金のかかることをやれと言っているわけでないのだし、金はかからないけれども、急を要することですから、6次総合計画だとかとわけのわからない答弁してないで、これは10月号の、10月号に間に合うかい。年内中ぐらいの町広報に出していただくような手はず整えていただけるかどうか、そこだけちょっと再質問します。 ○副議長(盛多勝美君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 窓口が、総合政策課長がちょっと向こう向いていたのであれなのですけれども、また何かやると言ったら、すぐやると言われてしまうのですけれども、本当に何といってもこの町のイメージですので、これまでにスキーの町だとかソフトボールの町だとか、いろいろな豪雪の町だとかいろいろあるとは思うのですけれども、世界に誇れる国際リゾートの町だったりいろいろなことがその時々に使っていますけれども、本当のイメージぱっと言われて、ああ本当に倶知安だなと思うようにイメージがわくようなキャッチコピーが、きっともっていろいろなところに使われているとき、「ああ、あそこの町ね」というイメージがわけばいいのかなと思っていますので、これについては公募も小中高校生の子供たちの将来、自分たちの町キャッチフレーズこんなになったというのは、きっともっと思い出になるだろうし、倶知安を大事にしてくれると思うので、ぜひそれらの公募も含めて取り組みたいというふうに思いますので、期日についてはちょっと、今言ったら怒られますので、担当課と調整して、できるだけ早く進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(盛多勝美君) これにて、阿部和則君の一般質問を終わります。 これで、一般質問を終わります。----------------------------------- △散会宣告 ○副議長(盛多勝美君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会します。                         散会 午後3時02分 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                        平成  年  月  日  議長  署名議員  署名議員  署名議員  署名議員...